【コラム1】IP枯渇問題とは?

IPv4アドレスの在庫が枯渇

5つの地域インターネットレジストリのうち、 2015年中にはアフリカを除く4つの地域でIPv4アドレスの割り当てが終了となると予測されています。 IPv4アドレスの在庫がなくなると、新設するサーバやネットワーク機器、新たにプロバイダと契約する利用者がIPv4の新規アドレスを取得することが困難となります。この事態を踏まえ、グローバルIPv4アドレスの売買や移転が盛んに行われるようになりました。

また、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスの急増により、IPv4アドレスの消費も急増し、IPv4アドレスの延命手段とあわせてIPv6アドレスへの移行が始まっています。

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IP枯渇問題は経営戦略上の問題

既存のIPv4の維持や拡張に加えて、急増するIPv6デバイスからのトラフィックに対応していくことが、企業や組織にとって避けられない状況になってきています。

IPv6デバイスからの企業ホームページへのアクセスを可能にするだけでなく、自社内からインターネット上のIPv6サーバへアクセス可能な環境を提供したり、IPv6モバイル環境のスマートデバイスから内部データへのアクセスを可能にすることが、経営戦略上、重要な課題となるでしょう。

 

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