WebEDI構築

p_ros3_fig_ttl_ediROS3WebEDIオプションは、インターネット上で、セキュアなファイル転送を実現。SSL暗号化通信による高信頼な集配信が行えます。
社内の情報インフラはもちろん、業種を超えたデジタルコンテンツの配信、さらには流通業での受発注データなどあらゆる種類のファイル集配信システムが、Web上で安全に構築できます。

システム構成図

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主な機能

低コストでセキュアなファイル集配信システム

汎用ブラウザーで実現するファイル伝送

クライアント側には特別なソフトは不要。汎用ブラウザー(IE)を介してファイルの集配信を行ないます。
 

オープンソースミドルウエアだけで構築が可能

WebサーバにApache、サーブレットコンテナーにTomcat等のオープンソースミドルウェアでシステム構築を可能にします。
※ただし、RDBのみ商用RDBとなります。

 
セキュアなファイル転送を実現( SSL暗号化通信 )

クライアントのブラウザーとサーバー間に、SSL(Secure Socket Layer)暗号化通信を使用すれば、セキュアなEC構築サービスの基盤を提供することができます。(ただし、一般には第三者機関によるSSLサーバー認証が必要になります。)

 

アプレット-サーブレット間で確実なファイル転送を実現

伝送の直前にクライアントに署名付きアプレット(暗号化キーで署名を施し、実行時にはそれに対応するX.509証明書で署名を確認します。)がダウンロードされて、サーバーのサーブレットとの間で確実な伝送プロトコルを実現します。

サーブレットとアプレットが直接テキストを交換しているため、リアルタイムにファイル伝送の進捗を管理することができます。 (ファイルステータスによる管理)

HTTP(S)上にJCAライクな伝送手順を構築しより確実なファイル転送を実現します。

  • Stage1:開始要求・承認
  •  Stage2:伝送
  •  Stage3:終了要求・終了確認


レガシーシステムのファイル集配信の概念の踏襲

ROS3ファミリーのファイル転送の概念の踏襲

インターネットを介したファイル転送でも、既存の全銀/JCAのファイル集配信の概念(レコード/二重交換/再送/前後処理プロセスの起動/外部プロセスとの連携/APIの提供/ステータス管理)を完全に踏襲しているため、既存システムと協調しつつ、容易に統合された新たなファイル転送システムを構築することができます。


ファイル転送の無人化

クライアント自動伝送オプションを追加導入することで、人手でブラウザーを操作して行なっているファイルの伝送要求を、クライアント側のローカルシステムがAPI(コマンド)を介して代行。またはクライアント側で動作するスケジューラーが提供されますのでスケジューラを介して行います。


汎用WEBアプリケーションとの連携

ROS3とWebアプリケーションサーバーが共存して、各々のサービスを提供することができるようになります。その結果、例えば、IBMのWAS(WebSphere)上で動作するアプリケーションが、ファイル伝送を行う場合にだけ、ROS3の集配信機能を利用することが可能になります。

アプリケーションは、業務に特化した機能だけを実現すればよく、ファイルの伝送機能は信頼性のあるROS3に任せることができます。