活用事例:放送業界事例(スタジオのIP化と局間伝送)

IPスタジオ、局間伝送におけるPTPによる時刻同期

現在、放送業界では、ファイルベースシステムによるノンリニア編集や送出のIP化に続き、ライブプロダクションシステムのIPベース環境への移行が進められています。
セイコーのグランドマスタークロック「Time Server Pro. TS-2950」は 、IPネットワークによる高精度な時刻同期「PTP(SMPTE ST 2059)」によるナノ秒精度の絶対時刻の配信で、ライブシステムのIP化や局間伝送の信号同期をサポートいたします。

 

 

IPスタジオとPTP(SMPTE ST 2059)による時刻同期

ライブプロダクションシステムのIP化において、ライブ制作に必要な複数の映像信号を切り替えるタイミングを生成するために、PTP(SMPTE ST 2059)を利用してリファレンス信号同期を行う必要があります。

ライブプロダクションシステムのIP化とPTPによる時刻同期

 

局間伝送とPTP(SMPTE ST 2059)による時刻同期

IPベースのネットワークを利用した局間伝送において、各局ごとにグランドマスタークロック(GM)を配備し、絶対時刻によるリファレンス同期を行うことで、局間伝送時のフレームディレイを抑制します。

IPネットワークによる局間伝送とPTP(SMPTE ST 2059)による時刻同期

※SMPTE(センプティ)とは
米国映画テレビ技術者協会(Society of Motion Picture and Television Engineers)。
映像技術全般にわたる標準規格の策定などを行っている団体。
日本企業も多数加入し、セイコーソリューションズもPTPアプライアンスメーカーとして加入しています。

 

放送業界の時刻同期はセイコーにおまかせください

地上デジマスター時計から、8Kなどの次世代放送、スタジオのIP化まで、幅広い時刻同期のニーズにお応えします。

8K、スタジオのIP化、地デジマスター時計、ライブ中継の時刻同期ニーズにお応えします

放送業界向けコラム

コラム:「4K・8K放送に向けた時刻同期の取り組み」

現在、放送業界では、4K・8Kといった次世代放送への移行に伴い、ライブプロダクションシステムについてもIP化の波が押し寄せています。
IP化で重要となるのが「時刻同期」です。
本コラムでは、映像分野におけるIPでの同期技術の最前線や、実際の機器との相互接続実験をはじめとするセイコーソリューションズの取り組みを、幅広くわかりやすく解説いたします。