2006/1/16 お客様各位 ================================================================= NS-2232-10 Release Notes ================================================================= セイコーインスツル株式会社 ネットワークシステム部 NS-2232-10 Version 1.4は、以下の機能追加や不具合対策を行っております。 ============================ Version 1.4 ============================ (1) 欧州RoHS指令に対応した新モデル「Type R」に対応 RoHS対応部品へのハードウェアの変更に伴い、システムソフトウェアを変更 しました。このバージョンは、従来モデルのハードウェアでも利用できます。 新モデル「Type R」の仕様変更の詳細や「Type R」で使用可能なオプション (セットアップカード、ダイアグノスティックカード等)に関しては、下記の URLをご参照ください。 http://www.sii.co.jp/ns/top/infor/060106.html ※ 欧州RoHS指令 (Restriction of the use of certain Hazardous Substances特定有害物質 の使用制限指令) (2) resolv.confファイルでの空白文字の処理に関する不具合の修正 resolv.confファイルで「domain」や「nameserver」キーワードの前に 空白文字があると、そのキーワードを認識しない不具合を修正しま した。 ============================================ Version 1.3.3 ============================================ (1)メモリリーク現象対処 本装置 (NS-2232) が、自局宛(ブロードキャストを含む)の パケットをイーサネットから高負荷で受信した場合に、 メモリリーク(メモリが除々に減少)する場合があるという不具合を 対処しました。 ============================================ Version 1.3.2 ============================================ (1) SNMP脆弱性に関する不具合対処  SNMP脆弱性に関するCERTの報告(*)にあるPROTOSテストスイートを実 行すると、SNMPエージェントがダウンするか、またはシステムソフト ウェアがダウンする不具合に対処しました。    (*) CERT報告に関するURLは、  http://www.cert.org/advisories/CA-2002-03.html  をご参照ください。 (2) 自動復帰機能    万一、本装置内部に障害が発生した場合でも、ウォッチドッグタイマ    によりこれらの障害を監視し、自動的にリブートする機能を追加しま    した。 ============================================ Version 1.3 ============================================ (1) ブート時、Ethernet上に不正信号が送出される不具合の修正        ブート時にEthernet上に不正信号が送出され、HUBによってはHUBの    PARTITIONランプが点灯する。という不具合を修正しました。    (補足)修正する前の状態でもHUBによってはPARTITIONのランプが    点灯するというだけで正常フレームではないため通常は廃棄    され、その後の通信も正常に行えます。 (2) Ethernetの通信ができなくなることがある不具合の修正    連続運転していると、Ethernet上でごく稀に、通信ができなくなる不    具合を修正しました。     本現象は、Ethernetのトラフィック量が多くエラーによる再送が多発    する環境で発生することがあります。システムS/Wの再送限界エラー    が発生した時のエラーリカバリー手順を修正し対応しました。 ============================================ Version 1.1 ============================================ (1) トランスペアレント機能の不具合の修正 トランスペアレントでtransfer_mode binary,del_char noneの 設定の場合に、bufferとblock_timerの設定が正しく動作しな い不具合を修正しました。本現象が発生すると、RS-232Cからの入 力データがbufferに到達する前にLANへ送信されます。 (2) clearコマンドの拡張 clear -allの時にloadfileも初期化するように拡張しました。 以上