[共通]導入前・検討時

梱包内容を教えてください。(2004/07/07) +-
NS-2721-10B
・本体、
・コンパクトフラッシュカード
・25M ATMケーブル(5m)
・電源ケーブル
・電源アダプタ(3P-2P変換)
・電源ケーブルロック金具
・ゴム足
・設置手順書

NS-2722-10B/NS-2723-10B
・本体
・コンパクトフラッシュカード
・電源ケーブル
・電源アダプタ(3P-2P変換)
・電源ケーブルロック金具
・ゴム足
・設置手順書
・光コネクタカバー

NS-2731-10
・本体
・コンパクトフラッシュカート
・25M ATMケーブル(5m)
・電源ケーブル
・電源アダプタ(3P-2P変換)
・電源ケーブルロック金具
・ゴム足
・設置手順書
電源プラグの形状を教えてください。(2004/10/15) +-
「差込型・2極+接地極付き 15A-125V」です。
故障修理は販売終了後何年間対応ですか。(2004/07/07) +-
販売終了後、5年間です。
MTBF値を教えてください。(2004/07/07) +-
装置全体で50,000時間です。
ATMクロックの仕様について教えてください。(2004/07/07) +-
ATM網側からClockを受信する事を前提としておりますので、Clockが供給されない場合、
動作保証する事ができません。

◎NS-2721(25M)
 →セルのシンボル(8KHz)によりクロック抽出

◎NS-2722/NS-2723(155M)
  →SDHフレームの同期(8KHz)によりクロック抽出

◎NS-2731(25M)
 →セルのシンボル(8KHz)によりクロック抽出
NS-2720シリーズで使用しているCFカードをNS-2731-10に差し替えるだけで使用することは可能ですか。(2004/07/07) +-
2720シリーズと2731はシステムソフトウェアが異なりますので、 CFカードを差し替えて使用することはできません。
LANポートの仕様はどのようなものですか。(2004/07/07) +-
LANポートの仕様は下記のようになっています。

□LANの物理ポート
  NS-2731-10 : MDI
  NS-272xシリーズ : MDI-X

□Speed
  10BASE-T/100BASE-TX自動認識または固定設定

□Duplexは、
  自動認識、全二重/半二重固定設定
シェーピング機能を使うことはできますか。(2004/07/07) +-
ルーターモード・コンバーターモード共に、 VCシェーピング、VP/VC階層シェーピングをサポートしております。
MACの学習個数を教えてください。(2005/05/18) +-
【NS-272x】
MACアドレスの学習テーブルは、LANポート全体で、最大2048エントリです。

【NS-2731】
MACアドレスの学習は行なわない仕様です。
装置自身で通信ログやエラーログを保存することはできますか。(2004/07/07) +-
BlueBrickでは、通常、コンソールにエラーメッセージやワーニングメッセージを出力します。
コンソールに出力したメッセージは、内部の256Kbyteのメモリエリアに保存されていて、
コマンド( console -rev )を実行することで、バッファの内容をコンソールに再表示できます。
このバッファは、空きがなくなると、古いものから上書きされます。
BlueBrickの消費電力や発熱量、重量、動作環境を教えてください。(2007/01/30) +-
以下のとおりです。
     NS-272x-10B NS-2731-10
消費電力 16.7W    10W
消費電流  0.3A     0.2A
突入電流  30A以下   30A以下
発熱量  14.4kcal/h  8.6kcal/h
重量    約2.3kg    約2.1kg
動作温度  5~40℃   5~40℃
動作湿度 20~80%   20~80%
BlueBrickにNTPの設定は可能ですか。また、BlueBrickの時計の精度はどの程度ですか。(2004/11/25) +-
下記のバージョンより、SNTPクライアント機能に対応致しました。
また、BlueBrick内蔵の時計の精度は、月差約30秒です。
時刻設定は「date yymmddhhmm.ss」で設定ください。

NS-272x : Ver1.7.1
NS-2731 : Ver1.3.1
syslogのマネージャーの登録数はいくつですか。(2004/07/07) +-
syslogマネージャーの登録は、1台です。
SNMPマネージャーの登録数はいくつですか。(2004/07/07) +-
最大登録数は20登録可能です。
OAM機能を使用する際の注意点はどのようなことですか。(2004/07/07) +-
本来F5フローセルはVCの帯域を使用し、F4フローセルはVPの帯域を使用して 送信されるのが理想です。本装置の実装では、F5フローはVPの帯域を使用し、 F4フローではポートの帯域を使用して送信します。 従って、網内のUPCによりユーザセルもしくはOAMセルの廃棄が発生する可能性があります。
CFカードはPCで読み書きできますか。(2004/07/07) +-
セットアップCFカードはオリジナルフォーマットを行なっており、PC上では読み書きできません。
オーバーサブスクリプションの制限はどのようなものですか。 +-
オーバーサブスクリプション利用時、ΣVC-PCR(全てのVCの合計値)≦50Mbpsの制限が ございます。
工場出荷に戻す方法を教えてください。(2004/07/07) +-
ソフトウェアバージョンによってコマンドが異なります。

【Ver1.42以前】
# clear -all
# clear -0
# write

【Ver1.5以降】
#clear -all
#clear -fil -0
# write
マルチキャストルーティングに対応していますか。(2004/07/07) +-
サポートしておりません。
優先制御におけるキュー振り分けの条件はどのようになりますか。(2004/07/07) +-
Ver1.1以降...
【コンバータモードの場合】
Etherヘッダのプロトコルタイプ
コンバータ毎(LANポートまたはVLAN)
IEEE802.1p プライオリティ値
TOS Precedence
発信元ポート番号、宛先ポート番号
発信元IPアドレス、宛先IPアドレス (ネットワーク指定可)
【ルーターモードの場合(IPフィルタ機能を使用)】
プロトコル(UDP、TCP,ICMP等)
発信元ポート番号、宛先ポート番号
TOS
優先制御は常時働いているのですか。(2004/07/07) +-
デフォルトでは優先制御、帯域制御ともOFFとなっております。
最大VP/VC数はいくつですか。(2004/07/07) +-
それぞれ下記表のとおりです。

[共通]インストール時・設定方法

PingのWaitTimeはありますか、また何msec以上になったらTimeOutになるのですか。(2004/07/07) +-
WaitTimerのオプションは使用できません。また、TimeOutは約30秒です。
set syslogコマンドにて設定できるfacility localは0~7の8つの中から 1つを選択できるが違いはなんですか。(2004/07/07) +-
syslogサーバに吐き出されるメッセージに違いはございません。
syslogのRFCでは、自由に使えるfacilityとして、local0~local7が定義されております。
大多数のsyslogサーバでは、facility別にファイルを振り分けて記録することができますので
BlueBrickでも設定できるようになっています。
メガデータネッツのPVCメニューの、速度保証タイプと一部速度保証タイプとで設定の違いはありますか。(2004/07/07) +-
オーバーサブスクリプションを利用しない場合は、設定に違いはありません。
サービスクラス「cbr」、または「ubr」のどちらを設定していただいても動作に違いはありません。
メガデータネッツにて一部速度保証タイプ10Mbps(10%を保証)を契約した場合の設定方法を教えてください。(2004/07/07) +-
サービスクラスはUBR、pcrは100%の帯域を設定してください。
(例) 10Mの10%保証の場合
   set atm vpi 0 vci 32 interface atm1 ubr 10Mbps
( mcrの指定は不要です(mcrはオーバーサブスクリプション時に指定します))
BlueBrick(UTP・25M)を2台直接接続時のケーブルの結線を教えてください。(2004/07/07) +-
結線は下記の様にします。
1(TD+) <―――>7(RD+)
2(TD-) <―――>8(RD-)
7(RD+) <―――>1(TD+)
8(RD-) <―――>2(TD-)

[共通]導入後・メンテナンス

パスワードを忘れてしまいました。どうすればよいですか。(2004/10/04) +-
パスワードを解除するには、本装置の設定を初期化する必要があります。
手順につきましては、以下の手順書をご参照ください。
VC帯域変更時に再起動は必要ですか。(2004/07/07) +-
再起動する必要はありません。
設定内容を即座に反映するreloadコマンドで実行できます。
Etherのスピード10/100/Full/Half/Auto変更は再起動が必要ですか。(2004/07/07) +-
再起動する必要はありません。
設定内容を即座に反映するreloadコマンドで実行できます。
トラブル時の採取コマンドにはどのようなものがありますか。(2004/07/07) +-
#support コマンドで一気に情報出力が可能です。
BlueBrickにTelnetでloginしました。 その後、ユーザモードでsuと入力したがコマンドをはじかれました。  > help等のコマンドも全てはじかれloのみしか受け付けない状態ですが原因はなんですか。(2004/07/07) +-
BlueBrick起動後利用中に、前面のコンパクトフラッシュカードを抜いてしまうと、
同様の現象が発生いたします。前面のCFカードアクセスLEDが消灯している場合、
本現象であることを確認できます。(電源ON以降、カードの挿抜はできない仕様です)
対処は、コンパクトフラッシュカードを挿入し、電源再投入してください。
機器障害が発生した場合、コンパクトフラッシュの入れ替えのみで復旧が可能だがOSのバージョンはどうなりますか。(2004/07/07) +-
OS、コンフィグ共に、コンパクトフラッシュに格納されていますので交換前のものになります。
通信が遅くなったような気がします。調査手段はなにかありますか。(2004/07/07) +-
#support コマンドを数回実行し、出力される内容を採取ください。
他、フリーソフトであるMRTG等でATM-VCの送受信トラフィックを監視する方法があります。
「setup: another user already in setup」のメッセージが出てsetupモードに入れません。(2004/07/07) +-
該当モードには1ユーザしか遷移できません。
既に該当モードで他ユーザが利用中であることが考えられます。
シリアル番号やMACアドレスを表示させることはできますか。(2004/07/07) +-
# sysinfo コマンドで確認する事ができます。
設定したログを取りたいのですが、全ての設定をとるコマンドを教えてください。(2007/11/29) +-
・editで編集した場合は残念ながら一括表示機能はありません。
  show ファイル名で個別表示してください。

・setupモードであれば下記のコマンドで一括表示できます。
# setup
setup> disp all

ソフトウェアが、一定のバージョン以上でしたら下記コマンドでも一括表示できます。
(NS-2720シリーズ:Ver1.5以上 / NS-2731:Ver1.2以上)

   # show config
次のエラーメッセージの意味を教えてください。 @W(日時):IP:truncated packet sent from xx.xx.xx.xx [yy > zz] (2004/07/07) +-
xx.xx.xx.xxというIPアドレスのノードから、IPヘッダ情報と一致しない
レングスのパケットを受けていることを意味するエラーメッセージです。
(yy: IPヘッダ内のレングス情報の値、zz:実際のレングスの値)
つまり、IPヘッダにあるレングスより、実際のパケットのレングスが
小さいパケットを受信したということです。
これは、コリジョンやHUBの問題が考えられます。
このようなイリーガルなパケットを受信したときは、廃棄します。
瞬時停電の許容値を教えてください。(2004/07/07) +-
許容値は20msec以内です。
機器のメッセージログを採取するコマンドを教えてください。(2004/07/07) +-
「console -rev 256000」コマンドを入力することでメッセージログを採取できます。
機器のログ全てを採取するコマンドはありますか。(2004/07/07) +-
「support」コマンドで全てのログを採取できます。
うるう年問題の影響はありますか (2012/01/27) +-
誤動作の心配は全くありません。
NS製品は全て、うるう年を考慮した設計になっております。

うるう年対応確認機種については下記資料をご確認ください。

[ルーターモード]導入前・検討時

BlueBrickでWAN構築をする場合、アプリケーション毎に帯域制御するには どのようにすればよいですか。(2004/07/07) +-
帯域制御機能を使用する場合、IPフィルタ機能でアプリケーションごとに分ける必要があります。
BlueBrickは、IPアドレス、ポート番号、プロトコル番号での条件設定でフィルタリングを行えます。
BlueBrickのルーター機能で、URLやドメインをみて、ルーティングすることは可能ですか。(2004/07/07) +-
残念ながら、URLやドメインをトリガーにしたルーティングには対応しておりません。
スタティックルートの最大登録数はいくつですか。(2004/07/07) +-
1000ルートです。
内部処理で利用しているルートも含まれますのでルートテーブル確認コマンド
「netstat -r」で出力されるテーブルが登録前後で1000行以内であることを確認ください。
複数VCによるトラフィックの分散機能はありますか。(2004/07/07) +-
2本のVCを経由するStatic Routeが、 同一の宛先かつ同一Costであるという事を条件に、BlueBlickから転送するTrafficを、自動で分散する事が可能です。
弊社では、フロー分散と呼称しております。
BlueBrickとVRRPで接続実績があるメーカー、機器を教えてください。(2004/07/07) +-
ISDNルーターの機種は下記の2つの実績がございます。
 ヤマハRT105i
 アライドAR300V2
IPアドレスの学習個数を教えてください。(2004/07/07) +-
ARPテーブルの最大エントリ数は、各論理インタフェース(en0,en1)毎に、512エントリです。
BlueBrickにサブインターフェース(atms1、atms2・・・)が 設定されている場合でもTosの書き換えは可能ですか。(2004/07/07) +-
atms1、atms2・・・のようなサブインターフェースでも、 通常のインタフェース(atm1など)と同様に設定可能です。
ルーターモードでTOS値を変更することは可能ですか。(2004/07/07) +-
TOSの8ビットの内すべての書き換えが可能です。 例)set interface atms1 ow_tos 224 0 (変更するマスク値を0~255(8ビットすべて)の範囲で指定可能)
VRRPで設定した仮想IPアドレスはPingのReplyを返さない仕様ですか。(2004/07/07) +-
仮想IPへの、pingやtelnetには応答いたしません。
フィルタを設定する場合の設定単位はどうなりますか。(2004/07/07) +-
ATM、Ethernetポートの論理インタフェース毎にアクセスリスト、アウトプットフィルタ、 ルーティングフィルタの設定が可能です。 またスタティックルーティングテーブル毎にフィルタの設定が可能です。 Ver1.5以降は、RIPまたはOSPF利用時、送信キュー毎にフィルタリングが可能となりました。
ARPのエージングタイムはどのくらいですか。(2004/07/07) +-
エージングタイムは、約240秒です。
優先制御を用いて送信するRIPパケットを保護できますか。(2004/07/07) +-
下記のバージョンより可能です。

NS-2720シリーズ : Ver1.5
NS-2731-10 : Ver1.2
IPフィルタの定義はネットワークアドレスでも可能ですか。 また、IPフィルタの設定上、ホスト単体の指定、ネットワークセグメントの指定と 混在しても可能ですか。(2004/07/07) +-
ホストIPアドレス、ネットワークセグメント単位で混在させることも可能です。
【ルーターモード時】"host myname"以外のアドレス(例えば"atm1"設定アドレス)に対し、 SNMPのアクセスは可能ですか。(2004/07/07) +-
ルーターモードの場合、Interfaceに設定されている全アドレスに対し、
SNMPアクセスが可能となります。
フィルタリング数の制限はいくつまでですか。(2004/11/25) +-
ひとつのフィルタに定義できる条件式の数は、100までという制限があります。
条件式を結合するためのANDやORも1つと数えます。フィルタを定義する
ipfiltersファイルに複数のフィルタを登録する場合、ファイル全体の条件式の
数は1000までです。

本条件式の数は、下記のバージョンより「filstat」コマンドにて確認する事が可能です。

NS-272x : Ver1.7.1
NS-2731 : Ver1.3.1

[ルーターモード]インストール時・設定方法

OSPFを動作させ、更にスタティックのデフォルトルートを設定した場合、 全てのパケットがデフォルトルートに送信されてしまいます。(2004/07/07) +-
スタティックルートは、OSPFで学習したルートより優先されます。
OSPFで学習したルートを優先させたい場合、スタティックルートのコスト値の後に
「-」(マイナス)をつけて設定することにより実現できます。
(設定例)
set route 192.168.2.0/24 192.168.1.2 2-
OSPFのルート情報がなくなった場合に、スタティックルートが有効となります。
セカンダリアドレスの設定方法を教えてください。(2009/08/07) +-
セカンダリアドレスを設定する場合、下記のように設定してください。

●セットアップコマンドの設定例

set interface en0 numbered 192.168.30.30 mask 24
set interface en0 secondary 192.168.60.30 mask 24
set route 192.168.60.0 mask 24 en0 2   ※1

※1 実際にセカンダリアドレスを使って通信するには、ルート設定が必要です。
ospfの引数にあります、type1とType2の違いはなんでしょうか。(2004/07/07) +-
type1:
    ASボーダールーターまでの内部ルートのメトリック値と
    外部ルートのメトリック値の合計で ルート選択を行います。
type2:
    外部ルートのメトリック値だけでルート選択を行います。
staticルート設定時にネットワークがダウンしたときに defaultルートにフォワードしない設定はありますか。(2004/07/07) +-
スタティックルートのネックストホップに「noforward」と設定することにより
フレームを廃棄する設定がございます。
例えば通常ATM経路にルーティングしていますが、ATMが障害等で
ダウンした場合はフレーム廃棄するスタティックルート設定例を以下に記載します。

   set route 192.168.1.0 mask 24 atm1 1
   set route 192.168.1.0 mask 24 noforward 2
    set route default atm2 1
1台で複数のVRRP仮想インタフェースを動かすことは可能ですか。(2004/07/07) +-
可能です。
VRRPインターフェースは装置で最大32個定義できます。
VRRPを使用していると、LAN側インタフェースの受信動作に適用したフィルタ (access_includeまたはaccess_exclude)が動作しないように見えますか。(2004/10/15) +-
----問題となる設定-----
set interface en0 numbered 10.10.11.1 mask 24
set interface env0 numbered 10.10.11.254 mask 24
set interface env0 vrrp en0 1 pri 200
set filter sampleFil
set filter sampleFil dp=23 pr=TCP
set interface en0 access_exclude sampleFil
----------------------

VRRPを使用している場合、en0とenv0の両方に、受信動作のフィルタを
設定する必要があります。
したがって、下記の様な設定になります。

--------------------------------------------
(前部省略)
set filter sampleFil
set filter sampleFil dp=23 pr=TCP
set interface en0 access_exclude sampleFil
set interface env0 access_exclude sampleFil ←追加
--------------------------------------------

en0とenv0の両方に設定する理由:
en0と同一セグメントのPCからBlueBrickにtelnetする場合、
仮想アドレスではなく、en0の実アドレス宛てにtelnetしますので、
BlueBrickは、内部的にはen0でパケットを受信します。
一方、上記以外は、VRPPの仮想アドレス宛てにtelnetしますので、
BlueBrickは、内部的にはenv0でパケットを受信します。
したがって、両方のインタフェースでフィルタをする必要があります。
なお、env0は受信専用のインタフェースであるため、
BlueBrickからの送信は、このLANに関しては全てen0から送信します。
このため、もし送信動作にフィルタを適用(outputfil)する場合は、
en0とenv0の両方ではなく、en0だけにフィルタを適用してください。
RIPの動作をスプリットホライズンからポイズンリバースに変更できますか。(2005/01/11) +-
ポイズンリバースの機能は備えておりません。
RIPのルートをスタティックルートより優先させることができますか。(2004/10/15) +-
RIPとスタティックの間の優先度の制御は、RIPのメトリック値(ホップ数)とスタティックの
メトリック値の大小関係を指定することで行います。
したがって、例えばスタティックのメトリックが10で、RIPで学習したルートのメトリックが
9ならば、RIPが優先になります。
RIPのメトリック値は有効な値としては最大15ですので、スタティックのメトリックを
16以上に設定すると、確実にRIPを優先にできます。
ただし、メトリックによる優先度判定は、ロンゲストマッチ(マスクが長いルートを優先する)
の判定の後に行われます。
したがって、メトリック値でRIPとスタティックの優先度を制御できるのは、マスク長も含めて
宛先が全く同じルートの選択場面に関してだけです。

[ルーターモード]導入後・メンテナンス

OSPFが学習した経路がルーティングテーブル(netstat -r)に表示されません。(2004/07/07) +-
static,RIPでは通信がない状態でもnetstat -rにルートが表示されます。
それに対し、OSPFで学習したルートはまずospfroute -r rtallに登録されます。
netstat -rに表示されるのは実際に通信があった時点です。
つまり通信のないルートはospfroute -r rtallに表示されても、netstat -rに表示されません。
IPオプションを含むIPフレーム転送時の注意点を教えてください。(2004/07/07) +-
IPフィルタやnoforwardの対象となりません。
(取扱説明書P.5-20参照)

[コンバーターモード]導入前・検討時

2つのLANポート間でL2フレームのスイッチング処理することはできますか。(2004/07/07) +-
LANポート間でL2フレームをスイッチング処理することはできません。
各々のLANポートは独立したポートとして利用できます。
ルーターモード動作の場合LANポート間でIPルーティングが
E/Aコンバータモード動作時はポートマッピング、多重ポートマッピング、
VC-Vlanポートマッピングとして動作させることが可能です。
ASXシリーズ(ATMスイッチ)との接続実績はありますか。(2004/07/07) +-
ASX-200BX(MMF)との接続実績があります。
コンバータモードを利用し、TAG付きフレームでの接続実績があるスイッチを教えてください。(2004/07/07) +-
他にも多くの機器との実績がありますが、代表的な機器では以下の通りです。

・Catalyst3550(Cisco社製)
・Summit48i,24(eXtreme社製)
・CentreCOM 8624XL(Allied Telesis社製)
【コンバータモード/ルーターモード時】オーバーサブスクリプションは設定できますか。(2004/07/07) +-
【NS-2720シリーズ】
残念ながら、ルーターモード時のみ使用可能です。

【NS-2731-10】
コンバータモード、ルーターモード共にオーバーサブスクリプションが可能です。
ATM-VCとV-LANをマッピングするE/Aコンバータ動作で利用可能なVlanの数はいくつですか。(2004/07/07) +-
最大16VLANまで利用可能です。
【コンバータモード時】 フレームチェックシーケンス(FCS)の扱いはどのようになりますか。(2004/07/07) +-
BlueBrickはFCSを外してATMインタフェースに送信します。
イーサネットに送信する時には、FCSが再計算され付加されます。
【コンバータモード時】 ARP、BOOTP、BPDUなどのフレームの転送は可能ですか。(2004/07/07) +-
はい、可能です。 コンバータモードでご利用の場合、一部の予約マルチキャストアドレスが転送できません。 転送できないフレームの一覧は取扱説明書(付録H)でご確認ください。
コンバータモード時、特定のCLPビット値や特定のVCからのパケットをEther上に転送する際、 802.1pタグを「0~7」の任意の値に設定する事は可能ですか。(2004/07/07) +-
802.1pタグからCLPビットの操作はできますが、その逆はできません。
【コンバータモード時】VC-VLANマッピング使用した場合、1VCに対してマッピングさせるVLAN-ID(.1Q)は1つですか。(2005/08/30) +-
1つのVCに複数のVLAN-ID(.1Q)をマッピングさせることが可能です。 例えば1つのVCに、Vid=100と101だけを透過するようにマッピングすることができます。
【コンバータモード時】ポートマッピングの設定時に、802.1Qタグをつけたフレームを流しても問題ないですか。(2005/03/15) +-
問題ありません。 1Qまたは1Qover1Qも透過します。 NS-2731:フレーム長1536byteまで NS-272x:フレーム長1526byteまで
【コンバータモード時】BlueBrickにアドレスを割り振った場合、ポートを流れるVLANタグを理解して B/Bに対してtelnet等は可能ですか。(2004/07/07) +-
可能です。IP通信する際のVlan IDも指定できます。
EthernetフレームをIPにカプセリングできますか。(2004/07/07) +-
本装置でIPカプセリングはサポートしておりません。

[コンバーターモード]インストール時・設定方法

Ethernetインタフェースに対してIPアドレスを設定しますが、このIPアドレスを設定しないようにできますか。(2005/03/15) +-
ソフトウェアバージョンにより異なります。

NS-272x
(Ver1.4.2以前)
  EthernetインタフェースにIPアドレスの設定(下記)は必須で、
  設定しない場合コンバータ動作をしません。

  set interface en0 numbered 192.168.1.1/24

(Ver1.5以上)
  上記設定をしなくてもコンバータ動作が可能です。


NS-2731-10
(Ver1.1以前)
 EthernetインタフェースにIPアドレスの設定(下記)は必須で、
  設定しない場合コンバータ動作をしません。

  set interface en0 numbered 192.168.1.1/24

(Ver1.2以上)
  上記設定をしなくてもコンバータ動作が可能です。

[コンバーターモード]導入後・メンテナンス

コンバータモード時の優先制御の統計情報収集コマンドにはどのようなものがありますか。(2004/07/07) +-
優先制御の統計情報収集コマンドは以下の通りです。
・convstat -q 優先制御情報を表示する
・convstat -qs 優先制御の統計情報を表示する
・convstat -c フレーム振り分け条件を表示する
コンバータモード動作時、"convstat"コマンドのStatusがUPする条件を教えてください。(2004/07/07) +-
ATMとLANの両方のポートのレイヤ1がUP、かつ該当するATM-VCで障害セル(AIS)を
受信していない条件で"convstat"のStatusはUPとなります。