SmartGSは、ネットワーク機器やサーバーへのTelnet/SSHアクセスを制限する機能や、各種ログを自動的に保存する機能を提供するソフトウエアです。

※SmartGSは、2022/6/30に販売を終了いたしました。
ターゲット機器のアクセス管理には2023年6月に発表したSmartJumperをご検討ください。

概要

Telnet/SSHによる接続を一元管理

ゲートウェイサーバー SmartGS 概要図 SmartGSは、機器を運用・管理するユーザーと、実際の管理対象との間に配置することにより、Telnet/SSHを用いた、機器へのアクセスを一元的に管理することができるソフトウエアです。 弊社コンソールサーバ「SmartCS」でご好評いただいております、ユーザー単位でのアクセス制限や、機器へのアクセスログやオペレーションログを収集する機能を、Telnet/SSH接続においてもご利用いただけます。 また、ブラウザー上で動作する端末エミュレータを標準装備しているため、管理端末にTelnet/SSHのクライアントソフトウエアがインストールされていない場合でも、SmartGSを経由することにより、Telnet/SSHでの機器へのアクセスが可能となります。

機能

ネットワークやサーバーの運用を支援する さまざまな機能を搭載

 ユーザー認証・アクセス管理機能

ターゲット機器にアクセスする際には、まず SmartGS へWebブラウザー(*)でhttps接続を行ってログインし、SmartGS上でアクセスする機器(ターゲット機器)を選択して接続を実施します。

ユーザー認証・アクセス管理機能

SmartGSへのログインする際のIDにより、アクセスできるターゲット機器を制限することができます。
また、ターゲット機器側で、Telnet/SSH接続をSmartGSからのみアクセスできるように構成すれば、SmartGSでアクセスコントロールを一元管理することができます。

(*)HTML5に対応したWebブラウザーが必要です。

ユーザ認証・アクセス管理機能

アクセスログやオペレーションログを自動的に記録

SmartGSでは、ターゲット機器への接続・切断時刻や、アクセスする際のログインIDを記録していますので、ターゲット機器に「いつ」「誰が」アクセスしたのか、というアクセスログを取得することができます。

また、ターゲット機器とのやり取りについてもすべて記録しておりますので、日常の運用や、トラブル発生の際のオペレーション実施記録を、SmartGSのみで実現することができます。(オペレーションログは、テキストでのダウンロードも可能です)

ブラウザーでのTelnet/SSHのアクセスを可能とする
端末エミュレーションを搭載

SmartGSは、Webブラウザー上でTelnet/SSH接続をエミュレーションする機能を搭載しております。このため、アクセスに用いるPC等の端末に、TelnetやSSHのクライアントソフトウエアがインストールされていない環境でも、Webブラウザー上でテキストベースでのオペレーションを行うことができます。

SSH接続もサポートし、従来のマクロ資産も活用可能

SmartGSでは、SSHでの接続もサポートしております。
このため、使い慣れた従来ご利用いただいている端末クライアントソフトウエアでも、SmartGSの持つ認証機能やログ機能を活用することができます。
また、特定のSSHクライアント環境に依存したマクロなどで運用環境を整えている場合でも、環境を大きく変えることなく、SmartGSをご利用いただくことができます。

ミラーリングや複数端末でのセッション共有を実現

弊社コンソールサーバー「SmartCS」に搭載している、接続セッションの共有機能(ミラーリング機能)を、SmartGSにも搭載いたしました。この機能を用いることにより、同一のTelnet/SSHセッションを、複数台の端末で共有したり、操作することができます。

ミラーリングや複数端末でのセッション共有を実現

たとえば、機器へのコマンド投入時など、複数人での読み合わせが必要なケースでは、このセッション共有機能を利用すれば、操作する担当者と、読み合わせを行う確認者の使用している端末の画面に、同一の内容が表示されます。担当者が入力した内容も、リアルタイムで確認者の画面に反映されますので、確認者が遠隔地にいたとしても、状況の共有と、入力内容の確認を行うことができます。

ターゲットリストの階層表示が可能

ターゲットリストの階層表示により、「設置場所」、「用途」、「カテゴリー」といった情報をターゲットと共に表示することができ、ターゲットの視認性と検索性が向上します。
アクセスグループ管理との併用で、ターゲットの表示がより細かく行えるため、選択間違いなどの誤操作防止にも役立ちます。

ターゲットリストの階層表示が可能

仕様

製品仕様

型式 SmartGS NS-5300シリーズ
動作上限
ターゲット登録数 ライセンスにより異なります
ユーザ登録数 200
アクセスグループ登録数 200
ターゲットグループ登録数 100
ユーザグループ登録数 100
システム全体の接続数 本ソフトウエアでの制限はございません
1ターゲットの新規セッション数 64
1セッションあたりのRW接続数 2
1セッションあたりのRO接続数 3

動作環境

サーバ (*1)
OS RHEL(Red Hat Enterprise Linux) 7/8系
CentOS 7/8系
ディスク容量 500MB + ターゲットセッションのログ保存容量
※大量のログが保存される可能性がありますので、保存期間などを考慮し、ディスク容量を確保してください。
メモリ容量 512MB以上
クライアント
ブラウザー Google Chrome バージョン27以降 (HTML5対応)
Mozilla Firefox バージョン29以降 (HTML5対応)
Internet Explorer 11
Microsoft Edge

(*1)SmartGSは、専用の物理マシン、もしくは専用の仮想マシン上にインストールしてご利用いただくことを推奨しております。