Netwiser Virtual Edition ご利用上の注意点
Netwiser Virtual Editionには、以下のような動作上の留意点がございますので、構築・運用の際にはご注意ください。
また、インストールガイドも併せてご参照ください。インストールガイドは、資料ダウンロードより入手できます。
ホストマシン環境要件
- ハードウェア
・64bit CPU アーキテクチャ
・仮想化支援機能(Intel VT-xまたはAMD-V)有効 - リソース制限
・仮想CPUコア 1~8
・仮想メモリ 4GB
・仮想NIC 1~10
・仮想HDD 8GB - ハイパーバイザー
・VMware ESXi 6.0/6.5/6.7
・KVM RHEL/CentOS 7.x
機能上の制限
フェイルスルー機能、およびリンク集約機能は利用できません。
仮想NICを追加する(インストールガイド 2.2.1 仮想NICの追加)
Netwiserに仮想NICを追加すると、デフォルト設定としてVLAN1に所属するポートとしてポートシャットダウン状態で作成されます。このため、追加した仮想NICをVLAN1に所属している他の仮想NICと同一の仮想スイッチに所属させている場合、Netwiser起動後にポートシャットダウンを解除するとNetwiserと仮想スイッチの間でループが発生いたします。
仮想NICを削除する(インストールガイド 2.2.2 仮想NICの削除)
仮想NICを削除すると、Netwiserの再起動後に、仮想マシンへ仮想NICを追加した際の順番により、ポートの設定が移動することがあります。詳細につきましては、インストールガイドを参照してください。
インラインブリッジ構成または冗長構成で使用する(インストールガイド 2.2.3 構成上の制限)
インラインブリッジ構成において、Netwiserで複数の仮想NICを使用する場合や、冗長構成で使用する場合は以下の設定が必要です。この設定を行わない場合、Netwiserはvlan-mac設定を行った上でのインラインルーティング構成や、1ポートのみを使用するワンアームのシングル構成に限られます。
- Netwiserが接続されるネットワークデバイス(仮想スイッチや仮想NICなど)を、あて先が自らが持つMACアドレス以外のフレームでも受信できるよう、プロミスキャスモードで動作させる。(ESXiの場合、「無差別モード」を「承諾」とします)
- Netwiserが接続されるネットワークデバイス(仮想スイッチや仮想NICなど)を、自らが持つMACアドレス以外を送信元アドレスとするフレームを送信できるようにする。(ESXiの場合、「偽装転送」を「承諾」とします)
冗長構成時はVRRPを利用します。仮想基盤によっては、VRRPで使用されるIPマルチキャストを制限している場合がございます。
ご利用になる仮想基盤の仕様をご確認ください。
詳細につきましては、インストールガイドを参照してください。
ライブマイグレーションを行う(インストールガイド 2.3 ライブマイグレーション時の注意点)
Netwiserをライブマイグレーションさせる場合には、ハイパーバイザーの仕様により、仮想IPアドレスに紐づくMACアドレスについて、隣接機器のARPキャッシュが更新されない場合があります。
したがって、ライブマイグレーションを実施する際は、advertise-modeコマンドを使用してGARPの送信を行い、隣接機器のARPキャッシュを更新することを推奨します。詳細につきましては、インストールガイドを参照してください。