標準ではフェイルオーバー発生時にSNMPトラップが送信されません。
代替として指定した文字列を含むログが出力された際に、それをトリガーとしてトラップを送信する機能があります。
マスター/バックアップの切り替え時に必ず出力されるログがありますので、そのログ(文字列)をトリガーとしてトラップを送信することで切り替えを検知することが可能になります。
その際に送信されるメッセージは以下のようなメッセージとなります。
lbvrrpd: server state vrid 10: マスター (priority 100)
=>機器がマスター(Active)状態となった。
lbvrrpd: server state vrid 10: バックアップ (priority 100)
=>機器がバックアップ(Standby)状態となった。
トラップのトリガーとする文字列は両方のログに含まれる"server state vrid"が適切です。
下記の設定例の設定を追加しますと出力されたログに"server state vrid"の文字列が含まれる場合にトラップが送信されるようになります。
<設定例>
snmp trap trigger "server state vrid"
<OID>
1.3.6.1.4.1.955.1.22.0.4 (SX-39シリーズ)
1.3.6.1.4.1.955.1.21.0.4 (SX-38シリーズ)