世界の時間を決定する国際機関「国際地球回転・基準系事業(IERS)」が、2017年1月1日(日本時間)に「うるう秒」を挿入することを発表しました。
セイコーソリューションズでは、そもそも「うるう秒」とは? という話から、ネットワーク機器やシステムへの影響、その具体的な対策までを、全6回のコラムでわかりやすく解説いたします。(最新号はこちら

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来年の元日はいつもより1秒長い日になります

leap-second2017年1月1日に「うるう秒」が挿入されます

先日、世界の時間の決定を行う国際機関である「国際地球回転・基準系事業(IERS)」が、2016年12月31日(イギリス時間)に「うるう秒」を挿入することを発表しました。

日本では、日本時間2017年1月1日 午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に”8時59分60秒”が挿入されます。

しかし、「うるう年」に関してはみなさんもよくご存知かと思いますが、「うるう秒」についてはあまり馴染みのない方が多いかと思います。

そもそも、なぜ「うるう秒」があるのでしょうか。
 

「うるう秒」(leap second)とは?

現代の時間は、極めて高精度な原子時計の周期から時刻を定義しています。しかし、実は地球の自転の周期、つまり実際の1日は原子時計ほど正確ではありません。

その地球の自転周期と原子時計の周期のズレを補正するために、数年に一度挿入されるのが「うるう秒」です。
 

様々な分野におよぶ「うるう秒」の影響

「うるう秒」の影響は、腕時計からインターネットサービスまで様々な分野に及びます。

わずか1秒時計がずれることは、我々人間にとっては気づくことすらありませんし、腕時計なら秒針を合わせるだけですが、コンピューターシステムにとっては普段は表示されない"60"秒が挿入されることで、思いもよらないシステム障害につながる可能性があります。
 

IT業界では甚大なシステム障害も

「うるう秒」がネットワーク機器やシステムへ及ぼす影響は決して見逃せるものではなく、安全なネットワーク運用のためには対策が必要です。
例えば、
・LinuxカーネルのCPU使用率上昇の不具合
・SNSで長時間のシステム障害
など、「うるう秒」に対応しなかったために、過去、甚大なシステム障害が発生したことがあります。

次回以降のコラムでは、なぜそのような「うるう秒」による障害が発生したのか、具体的にどういった対策をとればよいのか、連載の中でお話しさせていただきます。
 

ネットワーク機器やシステムの「うるう秒対策」を解説&提供します

セイコーソリューションズは「ひらめきで、時めきを」をスローガンに、様々な製品・サービスを通して、皆様に正確な時(Time)をご提供しています。
このコラムでは、「うるう秒」に関する解説だけでなく、セイコークオリティの「うるう秒対策」についても、解説&ご紹介させていただきます。

今後の掲載予定

※内容や回数は予告なく変更される場合があります。

著者プロフィール

橋本 直也

著者近影:橋本氏セイコーソリューションズ株式会社
製品企画部門で、マーケティング・プロジェクトマネージメントを担当

■経歴
1992年~ 2004年 沖電気工業株式会社にてATM交換機のハードウェア開発に従事
2004年  入社
2004年~ 2013年4月までハードウェア開発エンジニア、主に方式設計に従事
2013年~ 製品企画部門へ異動

近年は、PTP IEEE1588時刻同期関連製品の研究開発、マーケティング業務に従事。現在に至る。

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