多彩な時刻配信出力を備えたタイムサーバーの新機種
Time Server TS-2335を発売

-FAや同期計測分野などでNTPに対応しないサブシステムの時刻同期が可能に-

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セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長: 山本 隆章、本社: 千葉市美浜区中瀬1-8、TEL:043-273-3111)は、ネットワークシステムに正確な時刻を提供する時刻配信装置「Time Serverシリーズ」にIRIGタイムコード※1やシリアルデータ出力などの多彩な時刻配信出力を備えた新機種「TS-2335」を2016年6月10日より販売いたします。

IoT(Internet of Things)の普及に伴い、さまざまな機器・システムがリアルタイムに連携することが求められ、ネットワークにつながるだけでなくシステム全体が共通の時間軸で稼働する必要性が高まっています。たとえばFA分野では、情報系ネットワークにつながる制御系やデバイス系ネットワークといったサブシステムにおいても時刻同期を実現したいというニーズが顕在化しはじめています。

従来このようなシステムにおいては、NTP(Network Time Protocol)クライアントを搭載していない機器があったりするなど、NTP以外の手段を用いないとシステム全体の時刻同期が実現できません。そのため、NTPに対応した従来の「Time Serverシリーズ」では、タイムコード変換器などの別のソリューションを組み合わせてご利用いただく必要がありました。

今回発売するTS-2335はGPSを外部時刻ソースとし、NTPによる時刻配信はもちろんのこと、IRIGタイムコードやシリアルデータ出力などの時刻配信出力を標準装備しています。これによりTS-2335 1台で、さまざまな機器や複数のサブシステムから構成されるシステム全体の時刻同期が可能になります。従来必要であったタイムコード変換器などが不要となり、管理運用面での負荷も大幅に軽減することができます。

セイコーソリューションズでは、今後ますます重要となってくる時刻同期ソリューションにおいて、これまでに培ってきた経験と技術を組み合わせた価値あるラインアップを拡充し、さまざまなシステムでの安定した時刻運用ソリューションをご提供してまいります。

なお「Time Server TS-2335」は、2016年6月8日(水)~10日(金)に幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2016」のセイコーソリューションブースにて展示いたします。

 

※1  IRIGタイムコード: 米国のInter-Range Instrumentation Groupにて制定されたタイミング情報を転送するためのタイムコード規格

 

多目的標準時刻サーバー Time Server TS-2335

【販売開始予定】  2016年6月10日

【販売価格】        オープン

【初年度販売見込】 50台

【主な特長】

・時刻ソースにGPSを採用

・NTPのほか多彩な時刻配信出力を標準搭載

-IRIGタイムコード

-シリアルデータ出力(タイムコード出力) RS-232C,RS-422,RS-485

-周波数出力(10MHz)

-パルス出力(1PPS)

-アラーム出力(接点)

・外部時刻ソースはGPSだけでなく、IRIGあるいは、NTPサーバーを基準入力とすることも可能

・内蔵水晶精度(工場出荷時):日差 ±10ms(+25℃)

・ファンレスで、静音、消費電力低減

・電源の二重化に対応

-AC電源とDC電源(24V)による二重化もしくは、2系統のDC電源(24V)二重化が可能

・19インチサイズ/高さ1Uのラックマウント標準サイズ

【諸元】

・定格電圧:AC 90~240V(50/60Hz)/ DC 24V +20/-10%

・消費電力:最大 AC 10W / DC 20W

・外形寸法:483(W)×125(D)×44(H) mm

・質量  :約1.8kg

 

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