時刻配信装置「タイムサーバーシリーズ」の上位モデルに時刻監視機能を追加

-タイムサーバー1台でNTPをサポートしているシステム機器の監視が可能に-

TS-2850
セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長: 山本 隆章、本社: 千葉市美浜区中瀬1-8、TEL:043-273-3111)は、時刻配信装置「タイムサーバーシリーズ」の上位モデルに、時刻監視機能(オプション)を新たに追加いたします。この新機能はタイムサーバーからシステム機器への時刻同期状態の監視をするもので、2017年3月31日より「Time Server TS-2850/TS-2550」で提供いたします。これにより、タイムサーバー1台で時刻配信と監視が可能になります。※1

時刻を維持する精度が低いシステム機器(NTPクライアント)の場合、補正頻度によってはタイムサーバー(NTPサーバー)との時刻にズレが出てしまうという問題が生じます。そのため、正確な時刻同期が必須であるシステムではタイムサーバーとの時刻同期状態の確認が重要となります。

今回、新たに提供する時刻監視機能は、当社のタイムモニター「Time Monitor TM-2110」※2に搭載している機能と同等のものです。この時刻監視機能を用いることで、GPSやテレホンJJYの時刻ソースから得られた時刻を配信するタイムサーバーと監視対象装置の時刻誤差や、監視対象装置が最後に同期をとった時刻の監視、NTPやICMPによる機器の死活監視を行うことができます。あらかじめ設定した許容範囲を超える時刻のズレや、予定された時刻に同期をとっていないなどの異常が発生した場合は、メールやSNMPによる管理者への通知が可能なため、安心してシステム運用を行うことができます。

タイムサーバー 時刻監視機能

セイコーソリューションズでは、システムの安定した時刻運用をサポートするため、今後も「タイムサーバーシリーズ」のラインアップや機能拡充を推進してまいります。

※1  時刻監視機能をお使いいただくには、別途タイムサーバーの保守サービス「SP-PACK」への加入が必要です。
※2 Time Monitor TM-2110:サーバーやネットワーク機器の時刻の誤差や同期状態を監視するアプライアンス製品。

 

<Time Server TS-2850/TS-2550 時刻監視機能(オプション)>

【対象モデル】  Time Server TS-2850/TS-2550

【提供開始日】  2017年3月31日

【提供価格】※3  62,500円/台~

【提供形態】
タイムサーバー新規購入時:メーカー出荷時に追加。
時刻監視機能追加導入時:弊社作業員によるv.4.0010(2017年1月19日リリース)以降のファームウェアバージョンアップと、時刻監視機能のオプション追加作業が必要(現地作業または弊社戻入いずれも対応可能)。

【主な特長】

・NTPプロトコルを使用する機器を監視
ネットワークタイムサーバー、PCサーバー(UNIX系OS、Windowsサーバー)、ネットワーク機器(ルーター、スイッチなど)、その他ネットワーク接続機器(プリンタ複合機など)、NTPをサポートしている機器の監視が可能。

・時刻同期状態監視機能
時刻誤差監視、遅延時間監視に加えて、NTPによる生存監視や、最終同期時刻のチェック、うるう秒指示子チェック、およびICMPによる死活監視が可能。また、時刻のズレを検知した際にメールやSNMPでの通知が可能。

・監視データ管理機能
統計情報データをCSV形式で出力可能。

【諸元】

・監視対象は最大128台まで登録可能

・監視ポリシー(時刻誤差や遅延時間の許容範囲)は4パターンまで設定可能

・TS-2850、TS-2550同士の相互監視も可能


※3 オプション機能のみの価格。別途タイムサーバーの保守サービス「SP-PACK」への加入が必要です。

※UNIXはThe Open Groupの米国およびその他の国における登録商標です。
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