地域医療介護連携システム CoEsse

地域医療と介護をつなぎ、見える化する総合医療介護連携システム

CoEsse(コエッセ)は、地域医療情報と介護情報の共有ができるソリューションです。
豊富な実績と信頼で地域包括ケアシステムの構築実現に貢献します。

レセコン、検査システム、画像システムや電子カルテなどのデータを自動収集します。

※CoEsseは株式会社ヘルスケアリレイションズの登録商標です。

 

地域包括ケアシステム

住まい・医療・介護・生活支援/介護予防が一体的に提供される仕組みです

厚生労働省は、高齢者が可能な限り、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。

また、2040年の日本の社会保障改革に向けて、現在個々に管理されている 健康・医療・介護のデータのうち、NDB(レセプト・特定健診等情報データベース)と介護DBを連結し、民間企業を含む幅広い主体が研究開発等へのデータ利用を可能にする取り組みを進めています。

本システムにより、これからの様々な変化にも対応できる地域包括ケアシステムを構築していくためのデータ活用を目指しています。

地域包括ケアシステムのイメージ

課題と解決策

CoEsseは地域医療の課題を解決し、地域包括ケアシステムの実現に貢献します

◆課題

医療と介護のデータがそれぞれの施設・システムの中にあり、情報共有が困難。また、異なるベンダーのシステムでは施設間の連携が難しい。

◆解決策

CoEsseを導入し、医療のデータと介護のデータを<CoEsseデータベース>で管理します。多職種連携がカンタン、スムーズに実現できます。

 

直感的な画面デザインで、操作もカンタン
地域医療連携に必要な多数の機能が搭載されています

情報共有

医療

介護・看護

導入効果

CoEsseは地域医療に関わるすべての関係者にメリットがあり、
住民から信頼される医療・介護の実現に貢献します

病院

歯科診療所

薬局

介護施設 訪問看護事務所 居宅介護支援事業所

住民

医科診療所

 

提供ソリューション

  • 地域連携パス
    地域連携パスにかかる情報のシステム上での一元管理が実現可能です。
    患者の状態、治療経過等のリアルタイム連携で、受入れ先の病院での準備がスムーズに行うことができ、転院調整や入退院調整の工数削減にもつながります。※
  • 認知症アセスメント支援
    認知症初期集中支援業務の効率化が実現可能です。
  • ACP支援
    住民が望む人生の最終段階の意思決定プロセスの適切な支援が可能になります。
    また、意思のゆらぎを履歴として残し、しなやかな視点を持った支援を実現します。
  • トレーシングレポート
    紙、FAX等を使用して情報共有を行っている服薬情報提供書を電子化し、円滑な情報連携を実現します。また、カスタマイズにより、薬薬連携全般の情報共有に利用可能です。
  • 救急時の支援対応
    救急搬送時に、救急車も病院も、搬送対象者の情報を事前に把握し情報連携ができるため、 搬送・受入れをスムーズに実施することができます。
  • 検査予約
    電話やFAX等で行っている検査予約をシステム上で行うことが可能になります。
  • 住民同意アプリ
    現在、紙で住民から取得している各種同意書の電子化を実現。紙媒体での煩雑な管理をなくし、同意書の入力業務の簡略化が可能です。
  • PHR健康管理
    職員、施設利用者などの日々の状態(バイタル体温、血圧等)のモニタリング、異常値の検知等をシステム上で行うことができます。また、観察期間中のCOVID-19等感染症陽性者や濃厚接触者の健康状態モニタリングへも活用できます。

※現在、地域連携パスの中での脳卒中連携パス、小児連携パスが本ソリューションで運用されており、今後は癌パス、大腿骨のパス等、対象のパスを広げていく予定です。

導入事例

CoEsseは、これまでに様々な地域医療圏に導入され、
多くの医療・介護データの統合管理に利用されています

都市での導入事例

サルビアねっと

「サルビアねっと」は、横浜市鶴見区・神奈川区を中心とする医療機関・介護施設等で情報共有をするネットワークです。
2019年に一般社団法人サルビアねっと協議会が運用を開始しました。

住民のメリット
  • 薬の副作用履歴やアレルギー情報など、過去の処方箋から安心できる処方の享受。
  • 転院した場合の、過去の診療内容や検査結果の情報共有。
  • 医療機関から介護施設、または介護施設から医療機関の往来など、情報共有が可能なため、途切れない診療や介護サービスの享受。
医療・介護施設のメリット
  • 医師:他施設での受診内容、処方内容、検査結果を参照するなど、診療面の手助けとなる情報の共有。
  • 禁忌薬や副作用、アレルギー情報などを把握でき、安全な診療や介護サービスの提供。
  • 日常生活の状況や、介護計画情報の共有。
  • 関連する他施設とのコミュニケーションをとることで、円滑な診療や介護サービスの提供。

地方での導入事例

さどひまわりネット

「さどひまわりネット」は、佐渡島内の病院・医科診療所・歯科診療所・調剤薬局・介護福祉施設をネットワークで双方向に結び、患者さんの情報を互いに共有・活用する仕組みです。
安全な医療・介護を提供し、状態に合わせて利便性の高い施設で医療・介護を受けることができる環境をめざして、2013年に運用を開始しました。

解決すべき課題
  • 住民の高齢化に対応できる充実した医療・介護体制の確立。
  • 佐渡の医療・介護を支える人材と資源の不足。
  • 離島であるため、特別な場合を除いて、医療・介護を島内で完結できる医療体制の構築。
  • 災害時に医療介護情報が消失しないなど、保有情報の管理体制見直し。
導入の効果
  • 蓄積された医療・介護情報を参考とした診療、処方・検査の重複回避。
  • 救急を含む初診患者の従前医療情報確認、歯科医療上の問題の有無確認。
  • 調剤薬局における服薬指導や重複・禁忌薬確認での活用。
  • 介護サービス利用者の情報収集やケアプラン計画作成等での活用。
  • セキュアなメールやコミュニケーションボード機能を活用した多職種「双方向」コミュニケーションの実践。

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