セイコーのタイムスタンプ&電子署名でスキャナ保存
健康診断受診票・問診票の保存管理コスト削減を実現!-愛知健康増進財団にて採用-

セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長: 山本 隆章、本社: 千葉市美浜区中瀬1-8、TEL: 043-273-3111)は、一般財団法人愛知健康増進財団(所在地:愛知県名古屋市)の健康診断事業に、タイムスタンプと電子署名を活用したデジタルエビデンス・ソリューションを提供することで、問診票や受診票の電子化情報を原本とし、取り扱いが難しい書面原本の廃棄を可能にしました。

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愛知健康増進財団では、検診車で事業場等に出向いて行う巡回健康診断(一般健康診断・特殊健康診断・生活習慣予防健康診断・巡回レディース健康診断)および、施設内で行う人間ドック・生活習慣病予防健康診断において、受診者から受け取る問診票や受診票等を書面で運用しています。検査結果は受診者に、また法による健康診断結果は依頼元の事業者へ提供しています。

書面で残された問診票や健診結果は、検査結果と同じく健康診断個人票の元情報であることから、関係法令に基づいて一定期間保存しています。

これらの書類は、年間で30万枚以上にもなり、保管場所の確保が大変であることと、個人の健康状態や病歴等も明記されているため、その保管や開示に対しては慎重さが求められるので、漏洩、紛失対策など、その取り扱い管理が大変でした。
書類をスキャナで電子化して廃棄するためには、厚生労働省の『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン』(Ver4.2/2013年10月)に準じて、電子署名・タイムスタンプを付与して責任を明確にする必要があり、簡単でリーズナブルに実施できる仕組みが必要とされていました。

今般の健康診断関連書類のスキャナ保存による電子化に際して、セイコーソリューションズは、電子情報の長期にわたる真正性を自動で付与するデジタルエビデンス・ソリューション「eviDaemon(エビデモン)」サービスを提供しました。
「eviDaemon」の長期署名機能は、『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン』に準じており、システム連携が容易なため、この度のスキャン業務システムとの連携も短期間かつ低コストで実現しました。書類をスキャンして入力ホルダーに入れるだけの操作で遅滞なく電子署名・タイムスタンプが付与されますので、電子化情報を原本として紙書類を廃棄することが可能です。その結果、書面による保存確保や管理などの事務上のセキュリティーリスクが軽減し、コスト削減が図られました。

愛知健康増進財団では、今後、電子化保存の対象を拡大し、さらなる業務改善やサービス向上に取り組みたいとのことです。

「eviDaemon」は、ICT化が加速する医療業界において、信用を担保したうえで顧客サービスの品質向上と事務処理作業の効率化を実現します。
今後もセイコーソリューションズは、面倒な真正性の担保を簡便に行う「eviDaemon」サービスなど、タイムスタンプを活用したデジタルエビデンス・ソリューションを市場に提案していくことで、安心・安全なICT社会に貢献し、一層の事業拡大を図ってまいります。

 

eviDaemon(エビデモン)の特長

  • e文書法に対応した、一般財団法人日本データ通信協会「タイムビジネス信頼・安心認定制度」認定を取得したタイムスタンプを付与
  • 電子データの真正性を数十年の長期にわたって検証できる長期署名標準技術により電子署名とタイムスタンプを付与
  • 暗号対応や電子署名などの複雑な運用を、クラウドを介して自動で処理
  • 文書管理システムとのデータ連携処理の実装が容易なファイルフォルダ形式やAPI連携のインターフェースを採用

※eviDaemonはセイコーインスツル株式会社の登録商標です。
※本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

 

お問い合わせ先

セイコーソリューションズ(株) システムインテグレーション統括部
クロノトラスト部 : 枝川
tel:043-273-3342
e-mail:support@seiko-sol.co.jp

<Webでの情報>

タイムスタンプソリューションのセイコーサイバータイム
http://www.seiko-cybertime.jp/