プロトコルコンバーター「UST SC-8259」による「AnserDATAPORT」と「全銀ベーシック手順ホスト」の接続検証を実施

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ(以下 NTTデータ)が提供する企業・自治体と金融機関との安全な取引を実現するファイル伝送サービス「AnserDATAPORT」*1と、これまで当社のマルチプロトコルコンバーターUSTを使用していた「全銀ベーシック手順」の環境において、最新USTシリーズの「SC-8259(広域IP網版)」を利用することで、ホスト環境を変更せずに「AnserDATAPORT」を通じてのデータ送受信が可能なことを検証いたしました。

NTTデータが提供する「AnserDATAPORT」は、2024年1月にサービス終了が予定されているISDN接続*2の代替として、「全銀TCP/IP手順・広域IP網」*3に準拠したサービスであり、接続するホスト環境は全銀TCP/IP手順であることが条件となります。
現在、企業、自治体と金融機関との固定電話網(ISDN/アナログ回線)を利用したデータ送受信ではUSTシリーズを介した全銀ベーシック手順が多く利用されていますが、最新USTシリーズ「SC-8259/SC-8279」で新たに実装した「全銀TCP/IP手順(広域IP網版)」を利用することで、「全銀ベーシック手順」のホスト環境を変更することなく「AnserDATAPORT」を通じた接続が可能となります。

なお、今回実施した接続試験は、NTTデータ様のご協力をいただき実施しました。

*1:NTTデータの「AnserDATAPORT」の概要について
https://www.adp.ne.jp/

*2:2017年10月17日 東日本電信電話株式会社・西日本電信電話株式会社
「固定電話のIP網への移行後のサービス及び移行スケジュールについて」
http://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20171017_01.html

*3:2017年5月16日 一般社団法人全国銀行協会
「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」
https://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/abstract/efforts/system/jba_protocol.pdf

※AnserDATAPORTならびにConnecureは株式会社NTTデータの登録商標です。
※その他、記載されている製品名などは各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

セイコーソリューションズ株式会社
ネットワークソリューション本部 NS営業部
担当:一木(いちき)、納山(のうやま) tel:043-273-3184 e-mail:support@seiko-sol.co.jp
もしくは、お問い合わせフォームからお問い合わせください。