大きな顔写真入りQRコードを活用した新たな本人認証サービス「QRMe(仮称)」を開発

-デジタル社員証や本人認証アプリなど、誰もが使いやすいセキュアな本人認証を実現ー

セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長:関根 淳、本社:千葉県千葉市、以下 セイコーソリューションズ)は、大きな顔写真と一体化したQRコードを活用した本人認証サービス「QRMe(仮称)」の2021年秋以降の提供開始を目指し、新たにQRコードに関する特許を出願しました。

本人認証サービス「QRMe(仮称)」は、ID・パスワード不要の本人認証サービス「認証BANK QR Auth」にて協働している神戸大学 森井昌克教授が研究したQRコードの生成技術をベースとしています。「QRMe (仮称)」は、QRコードの中央に顔写真を大きく表示し、顔写真周辺に配置したドット部に顔写真から生成したデジタル署名データを格納します。

対面での本人確認時に、顔写真と本人の顔との確認が容易であるだけでなく、顔写真と格納したデジタル署名データを読み取りアプリで照合することにより、簡単で確実な本人認証を実現することができます。顔写真との照合による本人認証とあわせて、顔写真偽造を防ぐ、これまでにない特長をもつQRコードです。

本人認証サービスQRMe(仮称)」イメージ

従来、顔写真を含む本人確認書類は複写が可能であり、顔写真を入れ替えれば簡単に改ざんが可能です。一方で、ICチップを内蔵したカードは、利用シーンによっては発行コストが企業の負担となる上、ICチップ自体の改ざんは困難であるものの、カードの顔写真自体は改ざん可能であるという問題点が残ります。最近では、他人のIDカードを使用し、企業の重要エリアやプロジェクトルームに不正入室する事例も報告されています。

セイコーソリューションズは、これらの課題解決を目指し、誰もが使い勝手のよい新しい本人認証サービスとして「QRMe (仮称)」の開発を進めるとともに、幅広くパートナー企業とも連携を取りながら、誰もが使いやすいサービス、プラットフォームを提供することで、お客さまが推進されるCX・UXの高度化とセキュリティの向上に貢献していきます。

なお、2021年6月17日(木)よりオンラインで開催される「PCI DSSセキュリティフォーラム」にて、「QRコードを活用した新技術で不正対策を」と題し、本サービスに関する講演を行います。

 

【本人認証サービス「QRMe(仮称)」の適用例】

  • デジタル社員証
    ・社員証やIDカード施設利用証、資格証明証などをスマートフォンに格納しデジタル化
    ・発行コストや現物管理の手間を大幅に削減。紛失リスクの低減にも寄与
    ・入退室端末や入館ゲートとの連携で、ユーザーはスマートフォンをかざすだけでスムーズな入退室が可能
  • 本人認証アプリ
    ・eKYCとの連携で「QRMe(仮称)」を発行
    ・支店や店頭での手続きを伴うシーンで、「QRMe(仮称)」により確実な本人確認を実現
    ・印鑑の代わりに「QRMe(仮称)」を提示することで、印鑑レスでの手続きを可能に
  • 実施記録
    ・顔写真で本人と判別でき、発行日や場所がわかる実施証明書としての適用も可能

 

【講演情報】

「PCI DSSセキュリティフォーラム」(主催:日本カード情報セキュリティ協議会)にて講演を行います。

  • 日程:2021年6月17日(木)~オンライン開催
  • テーマ:「QRコードを活用した新技術で不正対策を ~ユースケースのご紹介~」
  • 詳細URL:https://www.seiko-sol.co.jp/archives/60735/

※認証BANK、QR Authはセイコーホールディングス株式会社の登録商標です。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

 

お問い合わせ先

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セイコーソリューションズ株式会社
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e-mail:pr-center@seiko-sol.co.jp

お客様からのお問い合わせ先:
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担当:吉田、三好  tel:03-6779-8951  e-mail:support@seiko-sol.co.jp
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