[構成]ワンアーム構成時の注意点を教えてください

下記いずれかの設定を行う必要があります。

  • ・ソースNAT設定
    クライアントの送信元IPアドレスは、仮想サーバーのIPアドレスまたは任意に設定したIPアドレスに変換され、実サーバー側に転送されます。
    x-forwarded-for設定にて、ソースNAT変換前のクライアントのIPアドレスをHTTPヘッダーに挿入して、実サーバー側に送ることができます。
    ・x-forwarded-for設定は、httpまたはhttps通信の場合に利用可能です。
    ・https通信の場合は、ロードバランサーでSSLアクセラレーションを行う必要があります。

【参考となる構成例】
https://www.seiko-sol.co.jp/products/loadbalancer/loadbalancer_configuration/loadbalancer_configuration_no05/

  • ワンアームゲートウェイモード設定
    実サーバーのゲートウェイをロードバランサーの仮想IP又は、管理IPに設定する必要があります。
    実サーバーから別ネットワーク宛ての通信が発生すると、全てロードバランサーを経由した通信となります。
    また、実サーバーと同じネットワークにあるクライアントからのアクセスがある場合は、ソースNAT設定を行う必要があります。
    ・ワンアームゲートウェイモードと、ソースNATは同時に設定可能です。
    ・特定のネットワークアドレスや、特定のIPアドレスのみソースNATすることも可能です。

下記URL「ソースNAT不要ワンアーム構成」の確認をお願いします。
https://www.seiko-sol.co.jp/products/loadbalancer/loadbalancer_function/

【参考となる構成例】
https://www.seiko-sol.co.jp/products/loadbalancer/loadbalancer_configuration/loadbalancer_configuration_no32/

  • DSR設定
    実サーバーからのクライアント向けのパケットは、ロードバランサーを経由せず直接クライアントに返ります。
    実サーバー側もDSR動作に対応する設定を行う必要があります。
    DSRをご利用の場合はL7負荷分散の機能を利用することができません。

下記URL「DSR(Direct Server Return)機能」の確認お願いします。
https://www.seiko-sol.co.jp/products/loadbalancer/loadbalancer_function/

L7負荷分散につきましては下記URLをご確認ください。
https://www.seiko-sol.co.jp/product_faq/loadbalancer-faq_00007/

【参考となる構成例】
https://www.seiko-sol.co.jp/products/loadbalancer/loadbalancer_configuration/loadbalancer_configuration_no10/

<対象製品>
SX-3950
SX-3945
SX-3940
SX-3920
SX-3990 (VirtualEdition)
SX-3850
SX-3845
SX-3840
SX-3820