全般

SII RAS製品の後継機について教えてください。(2012/11/02) +-
SII RAS製品( NS-2484-10、NS-2610 、NS-4200  ) の後継機につきましては、下記お問い合わせフォームよりお問い合わせください。

製品構成

梱包内容を教えてください。(2004/11/25) +-
梱包内容は下記のとおりです。

<NS-2610>
・NS-2610本体
・電源ケーブル
・2P-3P変換アダプタ
・コンソールケーブル
・セットアップ用CFカード
・コンパクトフラッシュアダプタ
・設定ツール操作の手引き
・設置手順書
・ゴム足

<NS-2484>
・NS-2484本体
・電源ケーブル
・2P-3P変換アダプタ
・コンソールケーブル
・セットアップ用CFカード
・取扱説明書
・設置手順書
・PRIケーブル(PRI/DSP拡張ボード選択時最大3本添付)

<NS-4200>
・NS-4200本体
・電源ケーブル、
・2P-3P変換アダプタ
・コンソールケーブル
・セットアップ用CFカード
・設置手順書
・ゴム足
電源プラグの形状を教えてください。(2004/10/15) +-
「差込型・2極+接地極付き 15A-125V」です。

仕様(H/W)

消費電力と発熱量を教えてください。(2004/07/22) +-
消費電力と発熱量は下記のとおりです。

<NS-2610>
・消費電力:22W(100VA)
・発熱量:18.9kcal/h

<NS-2484>
・消費電力:フル構成(3PRI)56W
・発熱量:48.2kcal/h

<NS-4200>
・消費電力:フル構成(6PRI x 1、DSP x 2) 66W
・発熱量:56.8kcal/h
DSPチップの機能と最大チャネル数を教えてください。(2004/07/22) +-
DSPチップの機能はモデム処理、ピアフ処理を行うチップです。

<NS-2610>
・8ch
<NS-2484>
・69ch
<NS-4200>
・138ch
PRIケーブルは他のRAS製品で仕様していたPRIケーブルで代用できますか。(2004/07/22) +-
<NS-2484、NS-4200>
代用できません。ケーブルの結線が違いますので、
弊社添付のPRIケーブルをお使いください。
(尚、弊社添付のPRIケーブルはNTT殿が販売されているものと同様です)
弊社NS-2484-10のPRI/DSP拡張ボード(NS-341)を購入すると、
下記のPRIケーブルが添付されます。
NS-291 I.431ケーブル(DSU側キー付き)   5m
NS-291 I.431ケーブル(DSU側キー付き)の結線

A端(RJ-45)   B端(RJ48)
4------------------1
5------------------2
3------------------4
6------------------5

RJ45は、NS-2484側のコネクタ、RJ-48はDSU側のコネクタです。
A端がISOのIS8877仕様、B端がISOのIS10173仕様です。
ケーブルを間違えないようにご注意ください。

<NS-2610>
BRIケーブルを使用します。
バス接続はできますか。(2004/07/22) +-
<NS-2610>
可能です。ただし、iナンバー契約とは併用できません。

<NS-2484>
PRI回線はP-P接続の為、回線そのものがバス配線することができません。
8BRIボードは回線占有型のチップを使っていますので、BRIであってもバス
配線はできません。

<NS-4200>
PRI回線はP-P接続の為、回線そのものがバス配線することができません。
DSUは内蔵されていますか。(2004/12/21) +-
NS-4200、NS-2484、NS-2610ともにDSUは内蔵されておりません。
別途、ご用意ください。
19インチラックに固定できますか。(2004/12/21) +-
<NS-4200、NS-2484>
オプションのラックマウントキットで固定が可能です。

<NS-2610>
ラックマウントキットは用意しておりません。
ラックへの固定は別途棚板をご用意いただき、耐震ベルト等で固定してください。

仕様(S/W)

一つのアカウントで複数ユーザ接続(二重ログイン)できますか。(2004/07/22) +-
接続可能です。”multi_connect on”の設定を行ってください。
条件は、

・本装置が着信を受け付ける場合
・本装置から接続相手に対してIPアドレスを割り当てる場合
・接続プロトコルがPPPの場合
に限ります。
コールバック機能はありますか。(2004/07/22) +-
コールバック機能はあります。
携帯やPHSに対してもコールバックできます。
コールバック時に認証はかかりますか。(2004/07/22) +-
コールバック時(自分からの発信時)に認証要求を出すか、否かは設定により異なります。
通常は、コールバック時(自分からの発信時)認証要求は出さない設定になっているため、認証要求を出しません。
cdmaOneから接続してコールバックできますか。(2004/07/22) +-
弊社RASではコールバックできません。これは、コールバックする際に、
本装置から発呼->モデム接続->PPP接続、の順で処理を進めますが、
cdmaOneの交換機がこのシーケンスに対応しないためです。
PDC方式の携帯電話であれば可能です。
ISDNの先のネットワークのルーティング情報(WAN接続の情報)をRIPで配信することは可能ですか。(2004/07/22) +-
rip.confファイルに下記の設定を追加いただければ可能です。
例えば、ISDNの先に“192.168.1.0/24”と“192.168.2.0/24”の
2つのネットワークが存在する場合は以下の通りとなります。

destination 192.168.1.0/24 2
destinstion 192.168.2.0/24 2
特定ユーザー(特定電話番号)の1セッションあたりの接続時間のログは取れますか。(2004/07/22) +-
ダイアルアップユーザの接続時間を管理したい場合、syslogを使用する方法と、radiusを使用する方法の2つが考えられます。
syslogではユーザの電話番号と共に、接続から切断までの時間が記録されます。
radiusでは、ユーザの電話番号が記録されますが、接続時間に関して一般的には、接続の時刻と切断の時刻だけが記録され、その間の時間は管理者が計算することになります。
ダイヤルアップユーザ毎(ユーザ単位)にIPフィルタをかけることは可能ですか。(2004/07/22) +-
可能です。しかし、RADIUS認証の場合と本体認証の場合でフィルタ名の指定が異なります。フィルタの内容はipfiltersファイルで定義します。


Filter-Idアトリビュートで指定します。

(例)
siins Password = "siins",
Service-Type = Framed-User,
Framed-Protocol = PPP,
Framed-IP-Address = 255.255.255.254,
Filter-Id = filterA.exclude,
Idle-Timeout = 600


usersファイルの%usersセクションにてppp行の下にフィルタの記述を行います。

(例)
%user
remote_name siins
remote_passwd ******
interface isdn0 * unnumbered
ppp address on * 255.255.255.254
access exclude filterA



(例)
%FILTER filterA
DA=192.168.1.1 AND PROTO=TCP AND DPORT=23
Win2000でPIAFSでの接続が確立している最中にコールバックが失敗しているログが多発するのはなぜですか。(2004/07/22) +-
本装置のデフォルト設定でBOD機能が有効なためです。本装置からPC方向のスループットが64Kbpsの約70%の状態が15秒維持すると、PCに対して自動発信しています。
Win2000ではデフォルトでMP(マルチリンクPPP)でネゴシエーションするため本装置のBOD機能が有効となり発信いたします。
対処としましては、下記のusersファイルの%defaultブロックに下記のパラメータを追加いただくか、または、Win2000ダイヤルアッププロパティで“単一リンク接続に対してマルチリンクネゴする”のチェックを外してください。
bod off

モデム/PHS関連

接続実績のあるモデムと接続における注意点を教えてください。(2007/04/23) +-
弊社RASにおける各社モデムとの接続実績を、下記表1に示します。
回線品質の状況によっては、この接続実績のあるモデムにおいても接続できない場合が
あることを、あらかじめご了承ください。

なお、表中の「弊社RASとの接続状況」の項目に注釈のあるモデムについては、
接続性/安定性に関して問題が発生する場合があります。詳細はコメントをご覧ください。
V.90には対応していますか。サポートしているモデムプロトコルはどんなものですか。(2004/07/22) +-
V.90に対応しています。その他対応しているプロトコルは以下の通りです。

変調プロトコル         速度
ITU-TV.90:56000bps~30000bps
K56flex:56000bps~30000bps
ITU-TV.34:33600bps~2400bps
ITU-TV.32.bis:14000bps~7200bps
ITU-TV.32:9600bps、4800bps
ITU-TV.22/V22.bis:2400bps、1200bps、600bps
PIAFS64Kには対応していますか。サポートしているPIAFSプロトコルについて教えてください。(2004/07/22) +-
対応しているPIAFSプロトコルは以下の通りです。

PIAFSプロトコル   速度
PIAFSV1.0(*1):32000bps
PIAFSV2.0(*2):64000bps
PIAFSV2.1(*3):64000bpsまたは32000bps

(*1)PIAFS(PHS Internet Access Forum Standard)は、PHSデータ通信標準規格の通信方式です。
PIAFSには、以下の3種類のバージョンが存在しますが、弊社RASはいずれの方式にも対応しています。

PIAFS V1.0 : 通信速度が32Kbps固定の方式です。
PIAFS V2.0 : 通信速度が64Kbps固定の方式です。(ギャンティ方式)
PIAFS V2.1 : 通信速度が64Kbps/32Kbps可変の方式です。(ベストエフォート方式)

この方式の場合には、PHS基地局の利用状況により、接続中に通信速度が64Kbps/32Kbps間で切り替わることがあります。
モデムからの発信で、CLID認証ができません。(2004/07/22) +-
アナログ電話回線からの発信の場合は、本装置につなぐISDNにナンバーディスプレイ契約が必要です。
FOMAと接続できますか。(2004/07/22) +-
FOMAの64Kデータ通信モードならば接続できます。パケット通信では接続できません。

TA/ルーター関連

接続実績のあるTA/ルーターと接続における注意点を教えてください。(2004/07/22) +-
弊社RASにおける各社との接続実績(2002年9月現在の状況)を、以下の接続実績表に示します。下記リンク先よりダウンロードしてください。

表1-1 windos95/98とTAの組み合わせ <PPP接続>
表1-2 windos95/98とTAの組み合わせ <MP接続>
表2-1 Windows NT 4.0とTAの組み合わせ <PPP接続>
表2-2 Windows NT 4.0とTAの組み合わせ <MP接続>
表3-1 Mac OS 8.5.1とTAの組み合わせ<PPP接続>
表3-2 Mac OS 8.5.1とTAの組み合わせ<MP接続>
表3-3 Mac OS 8.5.1(FreePPP)とTAの組み合わせ<PPP接続>
表3-4 Mac OS 8.5.1(FreePPP)とTAの組み合わせ<MP接続>
表3-5 Mac OS 8.5.1(AccessPPP)とTAの組み合わせ<PPP接続>
表3-6 Mac OS 8.5.1(AccessPPP)とTAの組み合わせ<MP接続>
表4-1 ダイアルアップルーター (端末型接続) <PPP接続>
表4-2 ダイアルアップルーター (端末型接続) <MP接続>
表5-1 ダイアルアップルーター (ネットワーク型接続) <PPP接続>
表5-2 ダイアルアップルーター (ネットワーク型接続) <MP接続>

<注意>
■回線品質の状況によっては、この接続実績のあるTA/ルーターにおいても接続できない場合のあることを、
あらかじめご了承ください。
■表中の注釈のあるTA/ルーターについては、接続性/安定性に関して問題が発生する場合があります。
詳細は注釈をご覧ください。

RADIUS関連

RADIUSサーバを使用した場合、接続相手数はいくつまで登録できますか。(2004/07/22) +-
RASでは特に制限を設けておりませんので、RADIUSサーバの登録可能数をご確認ください。
接続実績のあるRADIUSサーバとそのバージョンを教えてください。(2004/07/22) +-
RADIUS サーバの接続実績

下記接続実績表は、弊社RASにおいて、基本的なユーザ認証で接続確認できた
ものについて載せています。各RADIUSサーバの全ての機能を確認したわけではありません。
サポートしているRADIUSのattributeを教えてください。(2004/07/22) +-
下記RADIUSのattribute表をご参照ください。
(1)RADIUS認証サーバから受信可能なattribute
(2)RADIUSアカウントサーバに送信するattribute
(3)RADIUS認証サーバに送信するattribute
Radius認証時、Ippoolで作成したグループをRadiusに指定させることは可能ですか。(2004/07/22) +-
可能です。ATTRIBUTE Assign-IP-Pool 218 integer
ユーザのアトリビュートに、「Assign-IP-Pool = 3」等を指定してください。
RADIUSサーバを複数設定することはできますか。(2004/11/25) +-
複数設定することは可能です。
設定可能数は最大3ホストです。
なお、RADIUSサーバには本装置のradiusファイルで設定したhost1、2、3の順(ラウンドロビン)に
利用しますがhost1に設定したRADIUSサーバが応答している間は、次の接続もhost1に設定した
RADIUSサーバを利用します。
host1からの応答がない場合にはじめてhost2を利用します。

ただし、それ以降host1が回復してもhost2を利用します。
afeauthorを連携させる場合、safeauthor側の設定はどのように登録するのですか。(2004/07/22) +-
クライアント種別は、RFC準拠の0を選択していただければ動作いたします。
アカウントログを解析するツールは用意されていますか。(2004/07/22) +-
残念ながら用意しておりません。

OTP(One Time Password)関連

SecurIDを使用するための、Next Token codeモード/New PINモードは対応していますか。(2004/07/22) +-
弊社RAS製品は当該機能に対応しておりません。

NS-2484、SmartRASでは、あるダイアルアップソフト(弊社製ではございません)を
アクセス端末(Windows)にインストールすることにより、
Next Token ModeおよびNew Pin Modeに対応できる機能を有しておりましたが、
当該ソフトの販売は既に終了しており、
最近のWindowsOSに対応するバージョンアップも行われていないため、
実質的に両モードへの対応は不可となります。

設定関連

RAS本体に、接続相手数はいくつまで登録できますか。(2005/08/25) +-
【NS-2484、NS-2610】
 512ユーザまで登録できます。

【NS-4200】
 1024ユーザまで登録できます。
フィルタリング数の制限はいくつまでですか。(2004/07/22) +-
ひとつのフィルタに定義できる条件式の数は、150までという制限があります。条件式を結合するためのANDやORも1つと数えます。フィルタを定義するipfiltersファイルに複数のフィルタを登録する場合、ファイル全体の条件式の数は1000までです。
デフォルトルートの設定を教えてください。(2004/07/22) +-
デフォルトルートの設定は以下の通りです。
gatewaysファイル
(書式)
destination 0.0/0 via 経由ルーター メトリック値

(例)
destination 0.0/0  via  172.30.10.10  99
メトリック値は1~99の範囲内で指定できます。
この装置にログインするパスワードをpasswdコマンドにて設定する場合、文字数の制限はどのようになりますか。(2004/07/22) +-
ユーザ名とパスワードの長さの制限は1~31文字、
ユーザ名とパスワードに使える文字は数字、アルファベット(大文字、小文字)、_(アンダバー)、-(ハイフン)です。
2重ログインの設定方法を教えてください。(2004/07/22) +-
NSの設定は、usersファイルの%defaultのブロックに(multi_connect on)設定を追加します。
さらにRADIUSで認証する場合は、RADIUS側の設定も必要です。
dtc-radius側は起動オプション設定で“-L”オプションの設定をしないでください。
RADIUS側の設定についてはRADIUSの説明書をご覧ください。
usersファイルの量が多くなると、Editコマンドで”buffer OverFlow”となり編集できません。(2004/07/22) +-
設定ファイルの行数が1500行を超えているためです。
確認のためediterでusersファイルを開き、”Ctrl+B”を入力し
ファイルの行末に移動して行数を確認ください。
上記確認で1500行を超えている場合は現状のediterの制約となりますので、
ファイル転送で設定変更いただく必要があります。
ただし、この方法でもファイルサイズの上限の制約があり、NS-2484、NS-2610では
256Kbyte以内となります。また、NS-4200では900Kbyte以内となります。
RASが所属ネットワークとは異なるアドレスをプールし、端末に割り振ることは可能ですか。(2004/07/22) +-
可能です。ただし、ダイアルアップPCのアドレスがRASの先に存在することを、RASを設置したセグメント上の他のルーターやワークステーションなどにルーティング情報として設定する必要があります。
RIPのルートをスタティックルートより優先させることができますか。(2004/10/15) +-
RIPとスタティックの間の優先度の制御は、RIPのメトリック値(ホップ数)とスタティックの
メトリック値の大小関係を指定することで行います。
したがって、例えばスタティックのメトリックが10で、RIPで学習したルートのメトリックが
9ならば、RIPが優先になります。
RIPのメトリック値は有効な値としては最大15ですので、スタティックのメトリックを
16以上に設定すると、確実にRIPを優先にできます。
ただし、メトリックによる優先度判定は、ロンゲストマッチ(マスクが長いルートを優先する)
の判定の後に行われます。
したがって、メトリック値でRIPとスタティックの優先度を制御できるのは、マスク長も含めて
宛先が全く同じルートの選択場面に関してだけです。
usersファイルの設定で、%defaultと%userに同じキーワードを異なる値で設定した場合、 %defaultと%userのどちらの値が優先になりますか。(2005/03/07) +-
%userに記述された値が優先になります。
この例ではユーザaaaはidle_timeoutの値がが50秒になります。
idle_timeoutの値が指定されていないユーザcccは値が100秒になります。
例:usersファイルの設定

%default
idle_timeout 100

%user
remote_name aaa
remote_passwd bbb
idle_timeout 50
interface isdn0 * unnumbered
ppp address on * 255.255.255.254

%user
remote_name ccc
remote_passwd ddd
interface isdn0 * unnumbered
ppp address on * 255.255.255.254
出力されるログの種類とその設定ファイルを教えてください。(2004/07/22) +-
下記3種類のログが出力されます。
(a)Radiusのアカウントサーバに出力するログ
内容:ダイアルアップユーザの接続と切断、あるいは接続の失敗に関するログです。
設定ファイル:radiusファイル

(b)RASのコンソールに出力するログ
内容:主なログは下記のものです。
・RAS自体へのログイン(ダイアルアップ接続は関係ありません。)
・writeやreloadコマンドの実行
・装置の動作に関するワーニングメッセージ
(ワーニングメッセージの詳細は、取扱説明書の付録Bをご覧ください。)
・装置の動作トレース結果
(トレースに関しては、取扱説明書の付録B.4をご覧ください。)
設定ファイル:特に設定ファイルはありません。

(c)syslogサーバに出力するログ
内容:「(b)RASのコンソールに出力するログ」とほぼ同等です。
設定ファイル:syslog、conf
Windows2000からダイヤルアップすると、PPPのユーザ名(ユーザID)の前に ドメイン名が付加されてしまい、NS本体またはRADIUSによる認証が失敗してしまいます。 どうすればよいですか。(2004/07/22) +-
Windows2000では、ダイヤルアップでRASに渡すユーザ名に、
ドメイン名を付加する機能があります。
この機能は、下記の設定で無効にできます。

ネットワークとダイヤルアップ接続-->
 ダイヤルアップのエントリのプロパティ-->
  オプション-->
   「Windowsログオンドメインを含める」のチェックを外す。
パスワードを忘れてしまいました。どうすればよいですか?(2007/11/29) +-
パスワードを解除する場合、本装置のコンフィグを初期化する必要があります。
その際の手順が、以下にありますのでご参照ください。

NS-2610の設定ツールについて

特定のユーザにだけCLID認証を適用することはできますか。(2004/07/22) +-
WEBでの設定ではできません。設定ファイルをエディタで編集します。
設定手順は以下の通りです。
     WEBでPPP認証のみで認証する設定をつくり、実際に接続し、動作を確認します。
         ↓
     次に、特定のユーザの%userの下に下記の行を
     追加し、CLID認証を登録します。
        %user
           (前後割愛)
         clid_auth must
         accept_tel 電話番号1
         accept_tel 電話番号2
           (前後割愛)
%user
電話番号は、上記の要領で8個まで登録できます。
CLID認証をする電話番号を2ヶ所以上登録することはできますか。(2004/07/22) +-
設定ファイルの編集により行えます。CLID認証の電話番号は、1ユーザにつき最大8個まで登録できます。
設定手順は以下の通りです。
WEBの通常の方法でCLID認証の番号を1つ登録した時点では、
usersファイルを開くと、CLID認証を設定したユーザ(ユーザの登録は
キーワード「%user」で区切られています。)に関して、
キーワードremote_telで、電話番号が記述されています。
ここで、キーワードremote_telの次の行に、
キーワードaccept_telを使用して、別の電話番号を追加できます。
電話番号は、最大8個まで登録できますので、
既存のremote_telと合わせて、accept_telを7行追加できます。

■記述例

%user
(前後割愛)
remote_tel 03-111-1111
accept_tel 03-111-1112
accept_tel 03-111-1113
accept_tel 03-111-1114
accept_tel 03-111-1115
accept_tel 03-111-1116
accept_tel 03-111-1117
accept_tel 03-111-1118
(前後割愛)


remote_telとaccept_telの違いは、
remote_telが発信のときにも使用する電話番号であり、
一方、accept_telは着信時の認証だけに使用する電話番号
であることです。

なお、accept_telによる記述は、通常のWEBの設定画面では
操作対象外となり、設定されていても見えません。
ファイルの編集時のみ、見たり、操作したりできます。
ファイルを直接編集してCLID認証の電話番号を複数記述した場合、その後WEBによる設定をすると複数の電話番号はどうなりますか。(2004/07/22) +-
WEBによる設定では、accept_telではなく、remote_telによる
電話番号の登録だけが操作対象となります。
したがって、accept_telでの登録が影響をうけることはありません。
NS-2610のブラウザー接続で、設定画面が表示できるものとできないものがあります。何故でしょうか。(2011/11/21) +-
NS-2610-10については、すでに開発を終了しており、ブラウザーによっては、対応していないものもあります。
弊社で動作検証を実施しているブラウザーとバージョンは、以下の通りです。

・Internet Explorer 6.0(SP1/SP2)、7.0
・FireFox 3.0.9
・Opera 9.6.4
(いずれも Windows XPにて確認)

また、以下のブラウザーについては、弊社にて「動作しない」という確認が取れています。

・Internet Explorer 8.0

尚、2011年12月時点において、以下のブラウザーおよびバージョンでの動作確認が取れています。

・FireFox 6.0.2/7.0.1/8.0
・Chrome 15.0系

エラーメッセージ

コンソールやsyslogに、routed:add route failure (48)のエラーメッセージが表示されます。どのように対処すればよいですか。(2004/07/22) +-
これは、RIPに関連したエラーで、対処が必要です。
このエラーメッセージが表示されるのは、2つの場合があります。
・gatewaysファイル内のルートと、rip.confファイル内のルートの競合
rip.confファイルで、ネクストホップを伴って記述したルートは、
それ自体が、フォワーディングに使用されるルートとなります。
したがって、gatewaysファイルの方に、同一のデスティネーションと
ネクストホップの値で、別途、登録しないでください。
もし、登録すると、gatewaysによるルートと競合し、
rip.confによるルートがエラーとなります。
エラーメッセージは下記のとおりです。

routed:add route failure (48)

routed: add route: Address already in use
(実際には、上記2行は、1行につながって表示されることがあります。)

rip.confによるルートがエラーになった結果、
RIPでの広告には、このルートは入りません。

・gatewaysファイル内のルートと、RIPで受信したルートの競合
RIPで受信したルートが、gatewaysファイルに、
同一のデスティネーションとネクストホップの値で、
登録してあると、同様のエラー表示となります。
このときは、RIPで学習したルートをルーティングテーブルに
セットしようとしてエラーになっています。
したがって、RIPで学習できるルートと同一のルート情報は、
gatewaysファイルに登録しないでください。

監視関連

SNMPのコミュニティ名の最大文字数はいくつですか。また、どのような文字が使用できますか。(2004/07/22) +-
最大文字数は、60文字です。
ASCIIプリンタブル文字のうち、< " # * >の3文字を除いた文字が使用できます。
回線Up/Downを監視する方法を教えてください。(2004/07/22) +-
下記資料をご覧ください。

トラブルシューティング

トラブルの切り分け方法を教えてください。(2004/07/22) +-
コンソールメッセージの確認

コンソールには、設定の誤りや回線の障害などトラブルシューティングに役立つメッセージが表示されます。
トラブルシューティングにあたってはまず、コンソールにエラーメッセージが表示されているかを確認してください。

コンソールメッセージの確認は、RASのconsoleポートに端末(windows95/98/NTの場合ハイパーターミナルを起動)を接続するか、telnetを使用してネットワーク上のホストからログインして行います。
着信動作のトレース採取方法を教えてください。(2004/07/22) +-
ログインしていただき下記コマンドを実行してください。

(トレース開始)
# console ←メッセージ出力を自身の端末とします
# isdntrace detail ←ISDN呼制御のトレース採取
# ppptrace detail ←PPPのトレース採取
# dsptrace detail ←モデムのトレース採取

ここでモデムを接続し、現象を再現してください。
接続と切断のシーケンスが出力されます。

(トレース停止)

# isdntrace off ←ISDN呼制御のトレース停止
# ppptrace off ←PPPのトレース停止
# dsptrace off ←モデムのトレース停止

または、RASをリブートすればトレースは全て解除されます。
装置から自分のインタフェースへpingすると応答がありません。(2004/07/22) +-
弊社製品では、基本的には、装置本体へのインタフェースのアドレスを
宛先とするpingには応答が返りません。
一方、装置を代表するIPアドレスが1つだけあり、
そのアドレスへのpingは応答が返ります。
装置を代表するIPアドレスは、多くの機種ではhostnameファイルと
hostsファイルで決まるアドレスです。
なお、装置の外部からのpingに対しては、どのインタフェース宛でも
pingに応答します。

バージョンアップ

バージョンアップの方法を教えてください。(2004/07/22) +-
LAN側からあるいはWANを介してシステムソフトのバージョンアップが可能です。
手順は以下のとおりです。

1.弊社webより、バージョンアップファイル(差分ファイル)をパソコン等にダウンロードします。
2.現行バージョンのシステムソフトウェアをバックアップを行います。
3.RASにバージョンアップ用のユーザを追加します。
4.RASにバージョンアップ用にログインできるホスト名を指定することもできます。
5.パソコン等よりFTPでRASにバージョンアップファイルをputします。
6.弊社RASをリブートします。

詳細は取扱説明書の付録「バージョンアップの手順」の頁を参照してください。
うるう年問題の影響はありますか (2012/01/27) +-
誤動作の心配は全くありません。
NS製品は全て、うるう年を考慮した設計になっております。

うるう年対応確認機種については下記表にてご確認ください。