「全銀TCP/IP手順・広域IP網」に対応したSSL/TLS専用アクセラレーター「SX-3945-ZT」を2020年5月より提供開始しました。
SSL/TLS専用アクセラレーター「SX-3945-ZT」は、2024年1月のISDNディジタル通信モードのサービス終了予定*1に伴い、一般社団法人全国銀行協会(以下、全銀協)が策定した「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」*2に準拠し、クライアントからの通信ではSSL/TLSサーバーモード、サーバーからの通信ではSSL/TLSクライアントモードとして処理を行います。これにより、全銀TCP/IP手順で送受信を行っている環境からホスト環境を変更することなく、簡単に「全銀TCP/IP手順・広域IP網」への移行が可能になります。
現在、固定電話網(ISDN、アナログ公衆)と接続し、全銀TCP/IP手順でEDIを利用している企業・団体がインターネットEDI(SSL/TLS方式)に移行するためには、あらたにSSL/TLS暗号化/復号化機能が必要となりますが、「SX-3945-ZT」の機能によりインターネットEDI(SSL/TLS方式)の利用を実現することができます。
【構成図】
また、購入前にご利用中のサーバーとの連携、相手先との接続性などを検証できるよう、無償の評価機ならびに接続確認用のテストサイト*3を用意し、全銀TCP/IP手順・広域IP網へのスムーズな移行を支援します。
セイコーソリューションズは、これからもレガシープロトコルを必要とするお客さまが、EDI/金融取引の最新手順に対応できるよう、最適なソリューションを提供していきます。
*1:2017年10月17日 東日本電信電話株式会社・西日本電信電話株式会社
「固定電話のIP網への移行後のサービス及び移行スケジュールについて」
www.ntt-east.co.jp/release/detail/20171017_01.html
*2:2017年5月16日 一般社団法人全国銀行協会
「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網)」
https://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/abstract/efforts/system/jba_protocol.pdf
セイコーソリューションズは、次世代のEDIを検討する「インターネットEDI普及推進協議会」(JiEDIA)に参加し、「全銀協標準通信プロトコル(TCP/IP手順・広域IP網 SSL/TLS方式)」の策定に協力しました。
「インターネットEDI普及推進協議会」
https://www.jisa.or.jp/jiedia/tabid/2822/Default.aspx
*3:評価機、テストサイトについては弊社ホームページよりお申し込みください。
https://www.seiko-sol.co.jp/products/bank_tls/tls_demo/
<SSL/TLS専用アクセラレーター SX-3945-ZT 概要>
【発売開始】
- 2020年5月
【販売価格】
- オープン価格
【主な特長】
- TLS1.2に対応
- SSL/TLSサーバーモード、SSL/TLSクライアントモードをサポート
SSL/TLSサーバーモード、SSL/TLSクラアントモードの同時使用が可能。
SSL/TLSクライアントモード時、接続先ごとに使用するクライアント証明書の指定が可能。 - 日本語GUI
※その他、記載されている製品名などは各社の商標または登録商標です。
お問い合わせ先
セイコーソリューションズ株式会社
ネットワークソリューション本部 NS営業部
担当:一木(いちき)、納山(のうやま) tel:043-273-3184 e-mail:support@seiko-sol.co.jp
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