『Interop Tokyo 2020』Best of Show Awardで4製品がグランプリと審査員特別賞を受賞しました

 

2020年4月13日(月)よりオンラインで開催されている『Interop Tokyo 2020』 の「Best of Show Award」において、セイコーソリューションズの4製品が各部門でグランプリ・審査員特別賞を受賞しました。

「Best of Show Award」とは「Interop Tokyo 2020」の出展企業各社からエントリーされる選りすぐりの新製品を、有力メディア各社のキーマンと学術界の識者によって編成される審査委員会が審査し「今年の一品」を決定するものです。

受賞製品

 

審査員コメント(受賞理由)

  • SkyBridge MB-A200
    タクシーなどの車載や、家電への組み込みを主な用途とするモバイル通信IoTルータの新機種。一見簡易な作りの製品だが、長年の組込用途向けへの供給やデバイス開発からのさまざまな知見が投入され、製品の頑健性を高めている。直接DC入力(DC9V~32V)が可能で、振動や車両に特徴的な電圧変動に対する耐性を備える。IPsecや、クラウドを通じた電波環境を含む遠隔集中管理も特徴。新機種ではマルチキャリア対応、回線冗長化を可能にし、止まってはならない用途への対応を強化したことを高く評価した。
  • NTPクロック 無線LANモデル
    本製品は電池式の壁掛け時計で、電波時計の標準電波や、GPSが受信できないであろう地下などにおいても、無線LANとNTPを組み合わせることで正確な時刻を刻むことができる製品である。本製品は、2019年の参考出品の際に電池の持ちが課題としていたが、無線LANの受信期間などを調整し、現実的な運用で、電池式時計の優位性を最大限発揮できるしくみを実現した。このような点を評価し、グランプリ受賞とした。
  • Time Server Pro. TS-2912 / TS-2914
    昨今注目が集まるローカル5GやsXGPに必要なグランドマスタークロックを従来のグランドマスタークロック製品と比較して低いコストで導入可能とする点を評価します。今後はBBUに直接接続するケースや複数のBBUに対し本製品とサブクロックを組み合わせるケースなど、ローカル5Gの顧客ニーズに合わせた使い方についてのリファレンス設計や導入事例が充実してくることに期待します。また、本製品を含めたローカル5Gシステムとしての導入・運用コストの削減にも期待し、審査員特別賞とします。
  • Time Server Pro. TS-1550
    IP時刻同期システムへの移行過渡期における従来のSDIベースの放送機器の共存を助けるゲートウェイ製品。各社のPTPマスタークロックからの信号を受け、Black Burst、LTC、Word Clockなどで出力できる。国内に限らず、アジアなどでも拡販、鉄道など他業種への展開も検討中。必要な機能を確実に届けている点を評価する。