• AT-8200は端末の稼働実績が多いうえに情報処理センターを運営している等信頼度が高い
  • 納得感のある導入費用
  • 販促用のアプリケーション開発など将来性や拡張性への期待
  • レジオペレーションの短縮
  • キャンペーン効果

導入の背景

レジオペレーションの短縮のため電子マネーを早期に導入

j_pronto_01「電子マネーの導入は外食チェーンでは1,2位を争うくらい早かったですね」と株式会社プロントコーポレーション経営企画室・経営企画・広報グループ長の羽入様。
実は、プロント様にとってAT-8200 は電子マネー端末としては2代目になる。すでに2003年頃から他社製のEdy端末を導入しているのだ。

プロント様は1988年に開業。イタリア語で「用意・準備が出来ている」との意。よってお客様の時間を大切にするというコンセプトをお客様に体現いただくための一つの形として、レジオペレーションの時間を短くしてお客様をいかにお待たせしないかということを追求した結果、電子マネーに行きついた。

販促策の紙のドリンクチケットをEdyで実践ができた

「2002年頃まで、紙の回数券を使って販促を実施していましたが、毎回紙を回収するためレジオペレーションが煩雑なのと、回数券を発行した店舗でしか使えないなど、使い勝手もあまり良くありませんでした。そんな中、ビットワレット社が運営している電子マネーEdyを導入することで代用できないかと検討を行ったところ、電子マネーは現金のハンドリングも少なく、レジオペレーションが短縮され、お客様の利便性が高くなる。また、プロントEdyカードで支払うと、決済時の割引サービスができるといった販促の仕組みも構築できることが分かりました。それなら 紙から電子マネーへ置き換えられるということで、業界に先駆けていち早くEdyを導入しました」(羽入様)。
さらに、スタンドアローンの決済端末を導入するチェーン店が多い中、オペレーションの短縮を考えて、POS連動した端末を導入したとのことだ。

乱立する電子マネーに対応するためにマルチ電子マネー端末を検討

「導入当初は、まだ電子マネーも今ほどに普及しておらず、加盟店様への導入には苦労しました。導入後、しばらく経ってくると交通系電子マネーの他流通系電子マネーなどが出始め急速に普及したこともあり、マルチ電子マネー端末を導入したいという加盟店様も増え始めました。その様な背景でEdy以外の電子マネーも対応できる端末の導入を検討し始めたのが、AT-8200 導入のきっかけです」。(羽入様)

導入の決め手

1台で複数マネーに対応できる端末を検討 候補メーカーは5社

乱立した電子マネーに対応するため端末を検討し始めたが、複数の端末を置くとレジ周りがすっきりしないので、避けたかったとのこと。
1台で複数マネーに対応できる必要性がプロント様社内での共通認識となり、端末の比較検討が始まった。2003年当初から入っていた電子マネー端末メーカーの新機種やAT-8200 を含めて5社が候補に上った。

導入の決め手は、「実績」、「経済性」、「将来性と拡張性」

「その中からAT-8200 に決定した決め手は3つあります。1つ目は、実績です。端末の供給実績数・稼働実績数が多く信頼度が高かったのがAT-8200 でした。同じプロントでも、本部からみるとFC加盟店はお客様でもありますので、安定稼働している機器を供給するのは本部の重要な使命でもあるのです。CREPiCO情報処理センターの実績も充実しており、信頼性の高さを実感しました。
2つ目は経済性です。全店展開を前提としていましたので、導入の決め手となった大きな要素です。
3つ目は拡張性・将来性ですね。単純に電子マネーを決済インフラとしてだけ使うのはおもしろくないと思っています。プロントEdyカードでお支払いいただくと10%OFFといったことができるように、電子マネーをきっかけにして売り上げにつながる販促を実施していきたいと思っています。それを考えるとエスアイアイ・データサービスは携帯電話のサイト・アプリケーションの開発もしておられるので、拡張性への期待もあって、AT-8200 になりました」(羽入様)

導入の効果

ほぼ全店導入済み。ケータイとの親和性、会員数、ポストペイタイプでiD対応に期待大。

j_pronto_02プロント様のほぼ全店でプリペイドタイプのEdyとポストぺイタイプのiDが使えるようになった。もともとEdyは利用できていたため、今回のAT8200 導入によって劇的な効果が上がったということではないが、iD利用者が多いのは驚いたとのこと。

「ポストペイ(後払い型)ということで、今後の経済情勢を考えるとiDはますます利用者は増えていくと思っています。また、これからはケータイ販促に力を入れていきたいと思っており、iDはその点でも大変期待しています」と羽入さん。

早くから電子マネー端末を導入し、販促に力を入れているプロント様だからこそ、今後の販促活動への大きな期待を寄せている。
今もプロントEdyカードのドリンク全品20%OFFキャンペーン時(通常は10%OFF)は、電子マネー決済の割合は劇的に伸びる。それだけ「お客様に支持されている」と実施する度に実感できる。そこに加えてケータイをからめた販促を行えば、今以上の効果が見込まれると期待をよせている。

また、実際に店舗でお客様とじかに接しているプロント品川店上野店長には、「カードをかざす部分が平置きになり、かざしやすくなりました。以前の端末は、かざすときにカードを落とすお客様がいましたが、それはなくなりました。」との声をいただいた。
「お客様にとって使い勝手がよくなりもっと便利になるということはもちろん、販促によって店舗にとっては集客や固定客化に役立つ。AT-8200をますます活用していきたいです」(羽入様)。

 

 

お客様プロフィール

株式会社プロントコーポレーション

店名の「プロント」には、「用意ができていますよ」、「いつでも来てください。」という意味がある。

所在地:〒108-0075 東京都港区港南1丁目8番27号 日新ビル  TEL 03-6718-9671(代表)
設 立:1988年2月
資本金:1億円
従業員数:183名(2010年12月)
総店舗数:207店舗(2011年6月)
事業内容:PRONTO・CAFFE SOLARE・PRONTO IL BAR・espressamente illy・Di PUNTO・E PRONTO等の企画・運営・経営・及びフランチャイズ展開とコンサルティング

当社は、2014年7月1日にセイコーソリューションズ株式会社になりました。
社名など掲載の情報は掲載当時のままですのでご了承ください。