彩ネット株式会社彩ネット株式会社は、インターネット黎明期の1995年に埼玉県で最初に設立された老舗のインターネットサービスプロバイダー(ISP)です。地域の企業や公共機関を中心に情報技術(IT)に関するワンストップサービスを展開しています。
今回は、地域の学校からのWebアクセスの負荷分散のために、ロードバランサー「Netwiser SX-3850」を採用いただいた彩ネットの営業部門 営業課長の石津 義範 氏と同課の伊藤 淳 氏に、「SX-3850」の導入経緯と導入後の評価についてお話を伺いました。

彩ネットについて

— 御社の概要についてお聞かせください。

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本社(埼玉県川口市)

彩ネット(SaiNet)は、1995年の設立以来、FTTHやWiMAXなどによるインターネット接続や発電機/専用空調設備を備えたデータセンター提供などを行うISP事業、Webサイトを制作するWebデザイン事業、ネットワークシステム構築、ソフトウエア開発、電気工事、通信工事などに対応するシステムインテグレーション(SI)事業の3事業を展開してきました。
これまで培った経験と知識を活かして、現在では民間企業、公共機関、一般個人に至るまで幅広い市場にサービスを提供しています。

Netwiser導入の目的と経緯

— ロードバランサーを採用された目的をお聞かせください。

今回、ロードバランサーを導入いただいたのは、関東圏の教育関係のお客さまです。地域の小・中・高校からインターネットにアクセスするためのプロキシサーバーとセキュリティー用のサーバーの負荷分散に使用していたロードバランサーのリプレースが必要となりました。
以前の機器はお客さま自身で購入されたNetwiserで、私たちが購入後の設定作業から導入後のサポートまで請け負っていた経緯があり、リプレース機の選定を行うことになりました。

学校系ネットワーク論理構成図

 

— Netwiser を検討された経緯をお聞かせください。

以前から使用されていたNetwiserが非常に安定して稼働していたので、Netwiserの後継機を第一候補として提案することにしました。
また、関東近郊の100校弱の小・中・高校から5000ユーザーのアクセスを想定することになり、以前の機種では多少スペック不足かと感じていたので、今回の提案では、最上位機種である「Netwiser SX-3850」を提案して、導入することになりました。

 

— 他社のロードバランサーと比較して、Netwiser が優れていた点をお聞かせください。

①圧倒的なコストパフォーマンス

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石津 義範氏
ロードバランサーをリプレースしてからは、Webアクセスが遅いという指摘はまったくありません。

「SX-3850」のとびぬけた価格の安さには驚きました。ロードバランサーの取り扱いはそれほど多くなかったのですが、海外メーカー製品と比べると格段に違いました。これからも、海外メーカー製品に負けることなく、コストパフォーマンスの高い製品の提供をしてもらいたいと考えています。

②柔軟な保守契約対応

リプレース前の機器では保守契約をしていなかったのですが、ロードバランサーはWebアクセスの重要な位置に設置されることになるので、強く提案して機器導入と同時に保守契約にも加入してもらうことになりました。
ここで、よくある話なのですが、システム構築などの関係で機器納品と運用開始がずれることがあります。通常の製品ですと、納品から保守契約がスタートしてしまい、機器の利用開始(リース開始日など)と合わなくなってしまうことがあります。ところが、Netwiserの保守サービス「SP-PACK」では利用開始日に保守契約開始日を合わせてもらうことができたので、とても助かりました。
実際の保守稼働での対応については、以前の機種から故障が発生したことがないため、まだ確認できていません(笑)。故障しないということが一番ですので、現状に満足しています。

Netwiser採用後の評価

— Netwiser 採用後の評価をお聞かせください。

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伊藤 淳氏
柔軟な保守契約対応は、これからも提案しやすい製品です。

機器の設置は、これまでロードバランサーを扱った経験のない技術者が担当したのですが、設定に癖がないということで、ホームページから入手した構成例を参考にしながら、ほとんど苦労せずに構築できました。

また、以前の機種では「Webアクセスが遅い」と言われたことが何度かありましたが、「SX-3850」を導入してからは、半年以上が経った現在も、そのような連絡はまったくなく、スペック的にも大満足です。

今後の期待

— 今後の期待をお聞かせください。

「SX-3850」の機能に満足していますので、今すぐ実現してほしいというものはありません。ただ、彩ネットでは、データセンター事業やプロバイダー事業もやっていますので、そちらでの利用を考えると、さらにスペックの高いラインアップがあると良いかもしれません。
これからは、学校の授業でも動画を利用したカリキュラムなどが出てくると思いますので、大容量のデータ通信を支えるロードバランサーのニーズはますます増えていくのではないでしょうか。

今後もより良い製品をお客さまに提案していきたいと考えていますので、これまで同様に国産メーカーとして低コストで安定した製品の提供を期待しています。

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

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彩ネット株式会社 営業部門 営業課 伊藤 淳 氏と課長 石津 義範 氏

お客様プロフィール

彩ネット株式会社
URL https://www.sainet.ne.jp/

※ 取材日時 2017年12月