提供時間短縮のため

「業態のオペレーションを考えると、初めからディスプレイを使用した運用と決めていました。タコベルでは、オーダーテイクから2分30秒以内にお客様へ提供するという、グローバルスタンダードな目標があるので、1秒でも早くお客様へ提供したい。またお客様にもスタッフにも外国人が多いため、英語併記ができることが必須でした」
と宮田氏は語る。
水谷氏によると、MONSTERAのキッチンディスプレイを選定した理由は、
「第一に現場の使い勝手の良さ。時間経過など見やすさの評価が高かった。もちろん各社比較をしたが、機能、コスト、実績など総合的な観点で決定しました」
と明かしてくれた。
タコスはトッピングなどセレクトメニューがあるので、オーダー中にトッピングを変更するお客様も少なくない。そこで、オーダーが入ってすぐに転送するのではなく、すべてのオーダーが終わり小計キーを押した時点でキッチンへ転送される運用にした。
これにより、トッピング変更による作り直しがなくなり、提供時間の短縮につながっている。
調理の効率アップに
キッチンは、調理2レーンにマルチディスプレイを2台設置し、合計4台すべてに同じ情報が表示されている。一見すると調理場が混乱しそうであるが、MONSTERAの2段階チェック機能を活用することでスムースな運用を実現している。
これは、自分が調理を開始するメニューをタッチすると全台そのメニューが点滅するので、他の人が仕掛中のメニューが一目で分かるというものだ。
この機能を活用することにより、調理の負荷バランスの適正化が実現できた。さらに、
「ランチタイムは、メニューによって調理に時間がかかることがあります。そんな時、マルチディスプレイの色分け表示は、オーダーが入ってからの経過時間が4色で表示され視覚的に判別できるので大変役立っています」
と高評価だ。