[ネットワーク]VLANや仮想サーバー毎に、複数のデフォルトゲートウェイ設定を行うことはできますか

ルートIDを設定することで複数のデフォルトゲートウェイ設定を行うことが可能です。

ルートIDを利用する場合の注意点
ロードバランサーからの自発パケット(実サーバーへのヘルスチェックやTRAPなど)や
ロードバランサーの管理IPアドレス宛のアクセスはルートID0が使用されます。
該当するVLANにID0以外のルートIDを設定しても、上記動作はルートID0に設定されたルート設定が利用されます。

ルートIDを指定しない場合は、ID0で設定されます。

ルートIDの設定に関わらず、ルーティングの動作仕様は下記の通りです。
・複数経路がある場合は、ロンゲストマッチによりルートが決まります。
・ロードバランサー内で複数VLANが設定されている場合、内部ルーティングが優先されます。

構成例
VLAN1 ロードバランサーの管理IP10.1.1.1/24 ルートID:0
VLAN2 ロードバランサーの管理IP20.1.1.1/24 ルートID:1

route 0.0.0.0/0 10.1.1.254 ルートID:0
route 0.0.0.0/0 20.1.1.254 ルートID:1

VLAN1にて20.1.1.0/24(VLAN2)ネットワーク向けのデータを受けた際は
ロードバランサー内でルーティングが行われ、10.1.1.254のルートは利用されません。
内部ルーティングの優先を解除することはできません。

下記URLの【複数ゲートウェイ機能】もご確認ください。
https://www.seiko-sol.co.jp/products/loadbalancer/loadbalancer_function/

<対象製品>
SX-3950
SX-3945
SX-3940
SX-3920
SX-3990 (VirtualEdition)
SX-3850
SX-3845
SX-3840
SX-3820