- [バックアップ時のL2フォワード ]を無効(no vrrp backup-l2forward)に設定した場合
デフォルトで無効になっています。
バックアップ状態の時は、受信したパケットを転送しない動作となります。
冗長でループ接続になる構成の場合に、ネットワークループを発生させないための設定となります。
バックアップ状態の時の制限事項
パケットの送信は、VLAN に割り当てられたイーサネットポートのうち、ポート番号が最も小さいリンクアップしているポートから行われます。
ロードバランサーの管理IPアドレスに対してアクセスする場合などもリンクアップしている最も小さいポート番号からの応答になります。
操作を行うクライアントが接続されているポートによってはアクセスできない可能性があります。
- [バックアップ時のL2フォワード ]を有効(vrrp backup-l2forward)に設定した場合
バックアップ状態でも受信したパケットを転送します。
冗長でループ接続になる構成の場合は、ネットワークループが発生します。
スパニングツリーなどでループを防止する必要があります。
[バックアップ時のL2フォワード ]が無効時のような制限事項はありませんが、スパニングツリーにてブロックポートが作成されます。