[分散]ソースNATを設定していますが通信が途切れることがあります、対策方法はありますか

MSLタイマーを長く設定することで回避できる可能性があります。

ロードバランサーはNATで利用したポート番号の解放を早くするために、MSLタイマーを2秒に設定しています。
実サーバー側のTIME_WAIT(2MSL)タイマーが長いと、実サーバー側ではまだ解放されていないポート番号を
ロードバランサーが利用してしまい、接続できない状況になる場合があります。

実サーバのTIME_WAIT(2MSL)の設定に合わせることが望ましいですが、
不明の場合は、MSLタイマーを「60秒」に設定して状況を確認してください。

MLS設定方法

  • GUI操作
    [設定] → [バランシング ] → [仮想サーバー] → [mslタイマー]
  • CLI操作
    netwiser> config
    netwiser(config)# system msl-timer 60s  (60秒の場合となります)
    netwiser(config)# exit

60秒に設定した場合
2分間に約60,000件以上の接続が発生すると、利用できるポート番号が枯渇する可能性があります。
2分間に約60,000件以上の接続が発生する環境でご利用の場合は、ソースNATで利用する
IPアドレスを1つではなく範囲で設定(終了IPアドレスを設定)し、利用するIPアドレスを増やしてください。

<対象製品>
SX-3950
SX-3945
SX-3940
SX-3920
SX-3990 (VirtualEdition)
SX-3850
SX-3845
SX-3840
SX-3820