1.導入の背景 広域なネットワーク網のメンテナンスには遠隔アクセスが必要
ー コンソールサーバーを導入した背景をお聞かせください。
弊社は、北陸全域に光ファイバーネットワークを持っていて、そのネットワークを構築するための通信設備は通信局舎に設置されているのですが、本社から車で片道2時間以上かかる場所にもあります。このような広域なネットワークのメンテナンスのために、telnetで通信局舎内の装置に遠隔アクセスして障害対応をしていました。
2.SmartCS導入の経緯 PNJグループでの実績が決め手です
— コンソールサーバーの導入を検討された目的をお聞かせください。
以前、通信障害が発生してしまい、遠隔から装置へのtelnetアクセスもできなくなってしまったことがありました。
その時は、保守員が通信局舎に駆けつけ、現地で対応するまで障害の内容を把握することができず、障害対応が後手に回り、お客さまに長時間待機をお願いすることになってしまいました。
万が一に備えて、通常の遠隔アクセスができない場合でも遠隔ログインする環境を構築しておく必要があると考えるようになりました。
— SmartCS を検討された経緯をお聞かせください。
万が一の場合に遠隔ログインするためにコンソールサーバーを利用することが決まり、機種選定をしている際に、電力系通信事業者(PNJグループ)の各社で高い導入実績のあるSmartCSの情報を入手しました。PNJ各社での評価も高かったこともあり、「SmartCS NS-2250」を検討することにしました。
3.SmartCS導入の決め手 シンプルな操作性と豊富な導入実績
— コンソールサーバーSmartCS が優れていた点をお聞かせください。
①簡単操作とログ保管
今回の検討にあたり評価機を借りたのですが、実機を触ってみると、操作が非常にシンプルで、すごく使いやすかったです。また、当初検討項目になかったコンソールログが取れるところが良い機能だと再認識しました。
②豊富な導入実績
結構大きな設備投資でしたが、導入の決裁を受けるときにPNJ各社での導入実績がものを言いました。あとは、コンソールポートごとの認証機能は今後の運用の中で必要になってくる機能だと感じました。
4.SmartCS 導入後の評価 手厚いサポートに満足です
— SmartCS導入後の評価をお聞かせください。
「NS-2250」の導入には接続ケーブルの工夫が必要でした。装置によって保護パネルを取り付けているのですが、装置とのクリアランスが足りずにオプションの変換コネクターが使えませんでした。
現状は、変換ケーブルを自作し、JJコネクターを経由して「NS-2250」と接続しています。
また、機器導入の際に1台初期不良が発生したのですが、担当営業の方の迅速な対応で、工期の遅れもなく設置作業を完了することができました。
5.今後の期待 現地での目視確認などの運用効率化
— 今後の要望や期待をお聞かせください。
コンソールログの保管、電源・LANの冗長化や設定投入のシンプルさなど、「NS-2250」の機能面は満足しています。
ただ、LANの冗長設定(ボンディング)を使用しているのですが、LAN1とLAN2のどちらが主系として動作しているのか、筐体のLEDなどで分かるようになるとメンテナンスがしやすくなります。
変換コネクターの小型化と併せて、ぜひ検討をお願いします。
踏み台サーバーとして導入を検討しているアクセスゲートウェイ「SmartGS」との組み合わせも考えていきたいと思いますので、引き続き手厚いサポートをお願いします。
本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。