コンソールサーバー SmartCS 導入事例 北陸通信ネットワーク株式会社

北陸通信ネットワーク株式会社は、1993年の設立以来、北陸全域をカバーする光ファイバーネットワークを基盤に、万全の運用・保守・監視体制のもと、セキュリティが確保された、高品質で信頼性の高い通信サービスの提供に取り組んでいます。
光ファイバーネットワークを構成する通信設備は北陸三県に点在しており、そのメンテナンス性を向上させるためにコンソールサーバー「SmartCS NS-2250」を採用いただいた北陸通信ネットワークの技術部 設備グループ 課長 亀田 晃弘 氏、牧田 大樹 氏、源 昇吾 氏と小松 謙大 氏に、「NS-2250」の導入の経緯と導入後の評価についてお話を伺いました。

  • ネットワーク障害に迅速に対応したい。
  • メンテナンスのための遠隔アクセスの可用性を向上したい。
  • 現用のtelnetアクセス以外に、遠隔でのコンソールアクセスの手段を確立できた。
  • 障害発生時の対象機器へのアクセス経路の冗長化を実現できた。

1.導入の背景 広域なネットワーク網のメンテナンスには遠隔アクセスが必要

ー コンソールサーバーを導入した背景をお聞かせください。

コンソールサーバー SmartCS 導入事例 北陸通信ネットワーク株式会社
弊社は、北陸全域に光ファイバーネットワークを持っていて、そのネットワークを構築するための通信設備は通信局舎に設置されているのですが、本社から車で片道2時間以上かかる場所にもあります。このような広域なネットワークのメンテナンスのために、telnetで通信局舎内の装置に遠隔アクセスして障害対応をしていました。

2.SmartCS導入の経緯 PNJグループでの実績が決め手です

— コンソールサーバーの導入を検討された目的をお聞かせください。

コンソールサーバー SmartCS 導入事例 北陸通信ネットワーク株式会社
牧田 大樹 氏 
PNJグループでの導入実績と各社からの評判で、安心してSmartCSを検討・導入できました。

以前、通信障害が発生してしまい、遠隔から装置へのtelnetアクセスもできなくなってしまったことがありました。
その時は、保守員が通信局舎に駆けつけ、現地で対応するまで障害の内容を把握することができず、障害対応が後手に回り、お客さまに長時間待機をお願いすることになってしまいました。
万が一に備えて、通常の遠隔アクセスができない場合でも遠隔ログインする環境を構築しておく必要があると考えるようになりました。

— SmartCS を検討された経緯をお聞かせください。

万が一の場合に遠隔ログインするためにコンソールサーバーを利用することが決まり、機種選定をしている際に、電力系通信事業者(PNJグループ)の各社で高い導入実績のあるSmartCSの情報を入手しました。PNJ各社での評価も高かったこともあり、「SmartCS NS-2250」を検討することにしました。

3.SmartCS導入の決め手 シンプルな操作性と豊富な導入実績

— コンソールサーバーSmartCS が優れていた点をお聞かせください。

①簡単操作とログ保管
今回の検討にあたり評価機を借りたのですが、実機を触ってみると、操作が非常にシンプルで、すごく使いやすかったです。また、当初検討項目になかったコンソールログが取れるところが良い機能だと再認識しました。

②豊富な導入実績
結構大きな設備投資でしたが、導入の決裁を受けるときにPNJ各社での導入実績がものを言いました。あとは、コンソールポートごとの認証機能は今後の運用の中で必要になってくる機能だと感じました。

コンソールサーバー SmartCS 導入事例 北陸通信ネットワーク株式会社
源 昇吾 氏 
検証時、すべての機能を触ってみましたが、便利そうな機能が揃っています。
コンソールサーバー SmartCS 導入事例 北陸通信ネットワーク株式会社
小松 謙大 氏 
ミラーリングなど運用で使ってみたい機能がいろいろあります。

4.SmartCS 導入後の評価 手厚いサポートに満足です

— SmartCS導入後の評価をお聞かせください。

自作変換コネクター
コンソールサーバー SmartCS 導入事例 北陸通信ネットワーク株式会社
現在運用中のSmartCS NS-2250

「NS-2250」の導入には接続ケーブルの工夫が必要でした。装置によって保護パネルを取り付けているのですが、装置とのクリアランスが足りずにオプションの変換コネクターが使えませんでした。
現状は、変換ケーブルを自作し、JJコネクターを経由して「NS-2250」と接続しています。

また、機器導入の際に1台初期不良が発生したのですが、担当営業の方の迅速な対応で、工期の遅れもなく設置作業を完了することができました。

5.今後の期待 現地での目視確認などの運用効率化

— 今後の要望や期待をお聞かせください。

コンソールサーバー SmartCS 導入事例 北陸通信ネットワーク株式会社
亀田 晃弘 氏 
USBポートがコンソールポートと同じ面にあると、運用上が楽になります。

コンソールログの保管、電源・LANの冗長化や設定投入のシンプルさなど、「NS-2250」の機能面は満足しています。
ただ、LANの冗長設定(ボンディング)を使用しているのですが、LAN1とLAN2のどちらが主系として動作しているのか、筐体のLEDなどで分かるようになるとメンテナンスがしやすくなります。
変換コネクターの小型化と併せて、ぜひ検討をお願いします。

踏み台サーバーとして導入を検討しているアクセスゲートウェイ「SmartGS」との組み合わせも考えていきたいと思いますので、引き続き手厚いサポートをお願いします。

コンソールサーバー SmartCS 導入事例 北陸通信ネットワーク株式会社
北陸通信ネットワーク株式会社 技術部 牧田 大樹 氏(右)、源 昇吾 氏(中央)、小松 謙大 氏(左)

本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

お客様プロフィール

北陸通信ネットワーク株式会社
URL: https://www.htnet.co.jp/

※ 取材日時 2018年4月