活用事例:医療機関事例

導入までの経緯

厚生労働省によるカルテの電子化やレセプトのオンライン化が推進されており、紙とペンの業務から パソコンへの入力や電子ファイルへの出力というシステムに変わってきました。電子カルテについては証跡をきちんと残すことが義務付けられていますが、その証跡の信頼性を保つためには、使用するパソコンやサーバーなどの機器の時間が同期している必要がありました。

導入の効果

大部分の医療機関のシステムは外部との接続ができないようになっているため、インターネット上の 公開NTPサーバーからの時刻の取得はできませんでした。また、インターネットからの取得を行った場合にはNTPの仕組み上、時差修正が正しくできない可能性があるため、院内にNTPサーバーを置くことを決めました。

ワークフロー化されたシステムを利用することになりましたが、院内の機器の時刻が同じであるということで、‘When’が同じ時間で統一されているという安心感をもって利用できます。 次のステップはタイムスタンプを利用した証跡の信頼性の向上と原本保証(改ざん防止)です。