≪設定例28≫ クライアントIPに基づいたサーバー負荷分散
アクセスするクライアントのIPアドレスによるWebサーバー振り分け先の切り替えを行う構成例です。
想定製品
SX-3945 / SX-3990
※Virtual Edition SX-3990を利用する場合には、「Virtual Editionご利用上の注意点」もあわせてご参照ください。
構成概要図

※Webサーバーのデフォルトゲートウェイは、ルーター/ファイアウォールIPアドレスになります。
全体構成要件
| サービス仕様 | 内部クライアント向けWebサービス |
|---|---|
| クライアント環境 | 特定IPアドレスからの通信 |
| サービスIPアドレス | 10.1.1.11 |
| 使用プロトコル | HTTP |
| セキュリティー | ルーター/ファイアウォールで実施 |
| サービスサーバー台数 | 2台 |
| LB台数 | 1台 |
ロードバランサー構成要件
| 接続構成 | インライン・ブリッジ構成 |
|---|---|
| 負荷分散方式 | 最少接続数(重み付けなし) |
| 仮想IP:port | 仮想IP10.1.1.11:80【bind対象物理IP10.1.1.101・10.1..102 計2台】 |
| セッション維持方式 | なし |
| 負荷分散ルール設定 | クライアントA群からのアクセスをWebサーバーAに振り分け クライアントB群からのアクセスをWebサーバーBに振り分け |
| ヘルスチェック方式 | HTTP(※1) |
| ネットワーク設定 | VLAN10:eth1、eth2、eth3 |
| ルーティング設定 | デフォルトルート |
| NAT設定 | なし |
| その他設定 | なし |
(※1) /にヘルスチェックを行い、statusが200番台であればOK
Netwiser設定手順
| 手順1: 基本設定 ネットワーク設定 |
ホスト名設定 VLAN設定 Interface設定 |
|---|---|
| 手順2: 負荷分散関連設定 ヘルスチェック設定 |
ルーティングテーブル設定 実サーバー設定 ヘルスチェック設定 仮想IPアドレス設定 仮想サーバー設定 負荷分散方法選択(IPアドレス負荷分散) |
上記構成の設定例、configをダウンロードできます。




