ナノ秒レベルの高精度な時刻同期を実現するPTPグランドマスタークロック。オール日本語、安全・安心の国産品質でお届けします。

TS-2950/2952 :高精度&高可用性を実現した多機能モデル

放送や金融市場等、高い信頼性が求められる高精度時刻同期システムに最適なハイスペックPTPグランドマスター(GM)&NTPサーバー。
利用シーンごとにオシレーター(※1)、PTP Profile(※2)、時刻源/周波数源(※3)、物理IF(※4)を選択可能。適材適所なPTP GM&NTPサーバーを選択できます。

※1:原子時計/CSAC、水晶時計/OCXO
※2:IEEE1588v2(Default)、SMPTE ST 2059-2(Media)
※3:マルチGNSS、NICT/光テレホンJJY、Rb/10MHz、SG/Black Burstなど
※4:物理IF(Copper、SFP/光)

TS-2950/2952の特長

高精度&高可用性を実現した多機能モデル

最大16,384スレーブを1ユニットに収容可能。
PTPとNTPの標準サポートにより幅広い時刻同期ニーズに対応します。また、すぐれたホールドオーバー精度によりGNSSアンロック時にも高精度な時刻同期を維持できます。

Time Server Pro.

電源、ファンまわりは安心のホットスワップ構成

電源(二重化)、ファンのホットスワップ構成で、万一の事態にも稼働を止めない高い可用性を実現しています。

電源(二重化)、ファンのホットスワップ構成

多様な用途に対応する外部出力ユニットを装備

拡張ボード4枚まで実装できる外部出力ユニットをご用意。
ユニット追加、変更にも柔軟に対応できます。

  • 1PPS/10MHz/ToDユニット
  • 接点ユニット
  • 映像同期信号出力ユニット
    Black Burst/3値同期出力: 3ポート
    PTP 1PPS出力 : 1ポート

 

映像同期信号出力ユニット

充実した保守サービス

オンサイト/センドバックなどの保守サービス種別や1年~5年のサービス期間を組み合わせたタイムサーバーシリーズの充実した保守サービスをご提供しています。
保守サービスについての詳細はこちらをご覧ください。

 

保守サービス SP-PACK

TS-2950/2952の活用事例

放送業界のシステム移行における同期を最適化する

SMPTE ST 2110などのVideo over IPシステム移行時には既設システムとの共存が重要なポイントになります。TS-2950-20なら従来のBlack Burst環境から新たなGNSS環境への切り替えが容易。システムをダウンさせることなく、継続的な運用のもとでスムーズなシステム移行が可能です。

Video over IPシステム移行時にも従来のBlack Burst環境から新たなGNSS環境への切り替えが容易。

TS-2950/2952のラインアップ

TS-2950 (CSAC) / TS-2950-01 (OCXO) / TS-2952(CSAC)/ TS-2952-01(OCXO)

高精度な時刻源であるGNSSをサポート。拡張ボードを4枚まで実装できる外部出力ユニットにより、将来の拡張にも柔軟に対応できます。

*ユニット追加・変更は弊社エンジニア作業となります。

時刻源・周波数源

配信プロトコル・出力信号
PTP NTP 1PPS 10MHz ToD 接点

TS-2950-10 (CSAC) / TS-2950-11 (OCXO) / TS-2952-10(CSAC)/ TS-2952-11(OCXO)

放送局内の基準である周波数源、ルビジウム発振器から出力される10MHz信号に対応。放送局内の既設環境が有効活用でき、将来のGNSS環境においても継続利用できます。

時刻源・周波数源
GNSS 10MHz ToD 光テレホンJJY

配信プロトコル・出力信号
PTP NTP 1PPS 10MHz ToD 接点

TS-2950-20 (CSAC) / TS-2950-21 (OCXO) / TS-2952-20(CSAC)/ TS-2952-21(OCXO)

放送スタジオ内機器の基準である周波数源のBB、Tri-levelSync信号に対応。放送局内の既設環境が有効活用でき、将来のGNSS環境においても継続利用できます。

時刻源・周波数源
GNSS Black Burst Tri-level Sync ToD 光テレホンJJY

配信プロトコル・出力信号
PTP NTP 1PPS 10MHz ToD 接点

TS-2950/2952 仕様

TS-2950/2952 仕様一覧

製品 TS-2950/2952
-01 -10 -11 -20 -21
時刻ソース GNSS GPS
QZSS
GLONASS
Galileo
ToD(BCD) - -
光テレホンJJY
周波数ソース - 10MHz Black Burst,Tri-level Sync
ホールドオーバー精度*1 CSAC (Cesium) 1マイクロ秒/1h*2 - 1マイクロ秒/1h*2 - 1マイクロ秒/1h*2 -
OCXO Type-A - 400ナノ秒/5h
1.5マイクロ秒/24h
- 400ナノ秒/5h
1.5マイクロ秒/24h
- 400ナノ秒/5h
1.5マイクロ秒/24h
閏秒対応 可能
サマータイム対応*3 対応可能
Black Burst/3値同期信号出力 ○(オプション選択時)
パルス出力 1PPS、10MHz(オプション選択時) SMPTEアライメントポイント
1PPS、10MHz(オプション選択時)
接点出力 ○(オプション選択時)
LANインターフェース TS-2950:10BASE-T / 100BASE-TX / 1000BASE-T ×4
TS-2952:1000BASE-SX/LX(SFPモジュール対応) ×2、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T ×2
PTP 使用可能インターフェース数 1
修正精度(GPSロック時) UTC within <100ナノ秒
対応プロファイル Default Profile(IEEE1588v2)
SMPTE Profile(ST 2059-2)
対応プロトコル IPv4 UDP/ IPv6 UDP/Ethernet
Delayメカニズム Delay request-response
Peer delay
Syncメッセージ送信タイプ 1ステップ/2ステップ*4
処理能力(最大) Sync :128パケット/秒
Delay_request (受信) : 16,384パケット/秒
Delay_response (送信) : 128パケット/秒
Announce : 8パケット/秒
NTP 使用可能インターフェース数 4*5
修正精度 (GPSロック時) ±1ミリ秒
SNTP対応
Autokey認証
MD5認証
処理能力(推奨値) 14,000 パケット/秒
TIME,、DAYTIME
HTTP、 HTTPS
Telnet、SSH接続
SNMP
syslog
メール通知
IPv6
諸元 TS-2950共通仕様 TS-2952共通仕様
定格電圧 AC100V~AC240V±10% (50/60Hz) *6
定格電流 0.50A 0.56A
消費電力 45W 47W
発熱量 162.0kJ/h 162.9kJ/h
温度条件 0~40 ℃
湿度条件 20~80% RH (結露しないこと)
設置方式 ラックマウント(取付金具付属)
外形寸法 430(W) x 500(D) x 44(H) mm (突起部を除く)
質量 約10kg
適合規格 VCCI-A、RoHS、電気用品安全法
オプション品 GNSSアンテナ、GNSSアンテナポール、GNSS延長ケーブル、GNSSアンプ、GNSSアレスタ 、電源モジュール、ファンモジュール、拡張モジュール、SFPモジュール(TS-2952のみ)

*1:ホールドオーバー精度要件に応じて、オシレーター(ハードウエア)を選択した場合の数値です。
*2:CSACは、0.3ppb/月(GPSアンロック時)と周波数長期安定性がOCXOと対して非常に優れています。
*3:詳細につきましては、日本国内でサマータイムの実施および運用が決定した場合に弊社ホームページでお知らせします。
*4:プロトコルが IPv6 UDPの場合は常に2ステップ動作となります。またPeer delay計測も常に2ステップで動作します。
*5:Source Address Based Routingに対応しています。
*6:AC100V以外でご使用の場合は、適合する日本国内向けの電源コードが別途必要となります。

TS-2950/2952 資料ダウンロード

製品カタログ

更に詳しい製品情報を知りたい方は、以下よりカタログをダウンロードの上、ご確認ください。

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マニュアル

すでにTS-2950/2952をご利用の方、詳しい設定方法などを知りたい方はマニュアルをダウンロードの上、ご確認ください。